WiMAXが急に遅くなったのはなぜ？遅い原因と対処法を徹底解説

WiMAXの通信速度が遅く感じている人も中にはいるかと思います。遅いとネット閲覧や動画視聴、アプリゲームなどが快適に楽しめなくなってしまうので、正しい対処をしたいところです。

そこで、こではWiMAXの速度が遅いと感じたときにするべきステップや対処方法について解説します。

WiMAXが急に遅くなった！遅い・遅すぎると感じたら最初に試す6ステップ

WiMAXが遅いと感じるようになったら、まずは下記の6つを試してみましょう。

それぞれ、どうやって試すのか順番に解説します。

遅い時に試すこと①WiMAXが本当に遅いのかを実際の速度を測って確認する

WiMAXが遅いと感じた時に試すこと１つ目は、本当に遅いのか実際の速度を測って確認することです。

インターネットを使用していて速度が遅いと感じても、実際に通信速度が遅くなっているとは限りません。

まずは、WiMAXルーターの通信速度を測定してみましょう。

ルーターの通信速度を測定する方法はいたってシンプルで、使用している通信端末(スマートフォンやパソコン)で通信速度を測定できるサイトを開くだけです。

WiMAXの通信速度を測定できるサイトはいくつもありますが、本記事では下記のサイトやアプリを推奨します。

測定結果が出たら、以下の表で本当にWiMAXの速度が遅いか確認してみましょう。

速度測定結果	目安
0〜3Mbps	遅い
4〜10Mbps	普通（Youtubeの標準画質がストレスなく見れる）
11〜20Mbps	速い
20Mbps〜	とても速い（4Kの動画がストレスなく見れる）

WiMAXの通信速度が遅いと判明したら、次のステップを試しましょう。

遅い時に試すこと②WiMAXがエコモードになっていないか確認する

WiMAXが遅いと感じた時に試すこと２つ目は、エコモードになっていないか確認することです。

WiMAXにはエコモード(省電力モード)が搭載されており、設定すると通信速度が遅くなります。

以下はW06のハイスピードモード（WiMAX2＋回線）で、各電力モードでの通信速度や連続通信時間(バッテリー)に関して比較した表になります。

※表は左右にスクロールできます

エコモードだと、下りの最大速度が110Mbpsに制限されてしまいます。自動で設定が切り替わるため、気づかない内にエコモードになっているかもしれないので戻しましょう。

モードの確認と変更方法は下記になります。

WiMAXルーターがエコモードになっていないのに通信速度が遅くなっている場合は、次のステップに進みましょう。

遅い時に試すこと③WiMAXルーターを再起動する

WiMAXが遅いと感じた時に試すこと３つ目は、ルーターの再起動です。

WiMAXルーターを再起動すると、通信速度が改善される場合があります。再起動すると蓄積していたエラーなども消去されるため、機械の不調やトラブルが改善される可能性もあるため、試してみましょう。

下記はGalaxy 5Gの再起動方法になります。

WiMAXを再起動をしても遅い場合は、次のステップに進みましょう。

遅い時に試すこと④接続端末（パソコン・スマホ）を再起動する

WiMAXが遅いと感じた時に試すこと４つ目は、接続端末（パソコン・スマホ）の再起動です。

不具合を起こしているのはWiMAXではなく、速度低下の原因として接続している通信端末(パソコンやスマートフォン)の可能性があります。

上記でも触れたように、通信端末は再起動を行うことでトラブルが改善される場合があるため、再起動を実行してみましょう。

スマートフォンやタブレット、パソコンの再起動方法はマニュアルなどを確認しましょう。

WiMAXルーター、通信端末を再起動しても通信速度が遅いままなら、次のステップに進みましょう。

遅い時に試すこと⑤高速化するために2.4Ghz帯と5GHhz帯の設定を切り替えてみる

WiMAXが遅いと感じた時に試す５つ目は、2.4Ghz帯と5GHhz帯を切り替えてみることです。

ここまでのステップを全て試しても通信速度が改善されない場合は、通信モードを切り替えてみましょう。

WiMAXには2.4Ghz帯と5GHhz帯という、特徴の異なる通信モードがあります。

	2.4GHz帯	5GHz帯
特徴	WiMAXルーターやほかの家電製品で使われる帯域	主にルーターにしか使われない帯域
メリット	壁や床などの障害物に強く、電波が遠くまで届きやすい	2.4GHzに比べて高速通信が可能で、ほかの電波と干渉しにくい
デメリット	身近な家電製品に使用されているため、自宅の他の家電と干渉しやすい また、アパートやマンションだと隣家の電波とも干渉する	壁や床などの障害物に弱く、通信距離が長くなると電波が安定しない

そのため、通信速度が遅い、場合によっては圏外となってしまう可能性があるのです。そこで通信モードを切り替えてみましょう。

中には以下のような口コミがありました。

上記の方のように切り替えることで速度が改善される場合があります。

通信モードの変更方法を、Galaxy5Gを例に解説します。

通信モードを切り替えて直ぐは安定していないので、数秒待ってから通信速度を測定してみましょう。

5GHzは壁や床などの障害物に弱いというデメリットがあります。そのため、屋内だと逆に2.4GHzの方が繋がりやすいというときもあります。

通信モードは周りの状況や通信環境に合わせて切り替えましょう。

遅い時に試すこと⑥通信障害やメンテナンスがないかUQ公式サイトを確認してみる

WiMAXが遅いと感じた時には通信障害やメンテナンスがないかUQ公式サイトを確認してみましょう。

WiMAXの通信速度が遅くなる原因として、通信障害やメンテナンスも考えられます。

通信障害やメンテナンスの有無は下記のUQ公式サイトで確認できます。

https://www.uqwimax.jp/information/maintenance/

通信障害やメンテナンスが行われておらず、これまでのステップでも通信速度が改善されない場合は、他の原因が考えられます。

WiMAXが急に遅くなった全原因13個と対策・改善法を解説

WiMAXが急に遅くなった場合、原因は全部で13個あります。

それぞれの対策を含めて確認していきましょう。

遅い原因①通常プランの速度制限（月間7GB）にかかっている

WiMAXの通信速度が遅くなった原因1つ目は、通常プランの速度制限（月間7GB）にかかっている場合です。

WiMAXには料金が安い通常プランがありますが、月間通信データ量が7GBを越えてしまうと通信制限が発生してしまいます。

WiMAXは通信量が実質無制限のギガ放題プランが主流ですが、下記のプロバイダでは通常プランが用意されています。

速度制限の128Kbpsだと動画を視聴するどころか、インターネットのページを開いたり、Twitterの更新や画像表示などにも時間がかかってしまいます。

※5G対応のギガ放題プラスプランの場合は、この速度制限はありません。

遅くなった原因①の対処法

WiMAXの通常プラン7GBの速度制限にかかって遅くなった場合は、速度制限が解除される翌月1日まで待つしか対処方法はありません。

仮にギガ放題プランに切り替えたとしても、プランが適用されるのは翌月1日からなので、対処方法とはなりません。

通常プランの速度制限を回避するには月間の通信データ量が7GBを越えないように注意するのも効果的な対処方法です。

WiMAXルーターでは通信データ量が一定値を越えた場合に通知をする「通信量カウンター」が搭載されています。今回はW06を例に解説します。

こうすることで、通信量カウンターを6GBに設定した場合、月間通信データ量が6GBになったときに通信量を越えたという通知が表示されるため、7GBを越えないようにコントロールできます。

ただし、WiMAXルーターで計測した通信データ量と実際の通信データ量に誤差が生じる可能性もあります。

遅い原因②ギガ放題の速度制限（3日間10/15GB）にかかっている※昼間はかからない

※2022年2月から3日間で15GBの速度制限は撤廃されました！
現在は「混雑時のみ」制限されるようになり、さらに快適にインターネットできるようになりました！

WiMAXが遅くなった原因2つ目は、ギガ放題の速度制限（3日間10/15GB）にかかってる場合です。

ギガ放題で通信量が無制限になるのはWiMAX2+回線ですが、直近3日間の通信量が10GB（5G対応プランは15GB）を越えてしまうと通信速度に制限がかかってしまいます。

出典：uqwimax.jp

上記画像の場合、2日目までの合計が6GBでしたが、3日目で4.2GBも使用したことで直近3日間の通信量が10GBを越えるという条件を満たしており、4日目に通信制限が発生してしまいます。

画像の場合、4日目の18時から5日目の2時、6日目の18時から7日目の2時に通信制限が発生しており、それ以外の時間では通信制限は発生していません。

現在の通信量を確認する方法は、プロバイダのマイページにある「月間通信量照会」または「過去３日間分の通信量照会」か、WiMAXモバイルルーターの表示画面をチェックしましょう。

遅くなった原因②の対処法

WiMAXギガ放題の速度制限（3日間10GB）にかかって遅くなった場合の対処方法は、翌々日の2時ごろまで待つことです。

ギガ放題の速度制限は手動で解除することはできませんが、比較的緩い内容となっています。

また、おおよその目安ですが、1日の通信データ量を3GB程度に抑えておけば、速度制限に引っかかることはありません。

通信データ量3GBでどれぐらいのことができるのか、パソコンとスマートフォンでまとめてみました。※目安のため実際の通信データ量と一致するとは限りません

		パソコン	スマートフォン
WEBページの閲覧		約1,200回以上	約9,900回
テキストメール		約99,000回以上	約198,000回以上
YouTube	1080p	約2.1時間
	450p	約4.8時間
	240p	約14.1時間
	144p	約24.9時間
Googleマップ		約300回

MMD研究所の「2019年版：スマートフォン利用者実態調査」によれば、スマートフォンの利用時間は「2時間以上3時間未満」が最も多いです。

YouTubeが公式で定めている標準画質(SD)なら4時間以上も視聴できるため、普通の使い方をしていれば1日で3GB以上を消費することは少ないです。

ただし、下記のような使い方をしてしまうと通信制限に引っかかりやすくなります。

頻繁に通信のやり取りをしたり、一度に大量の通信データ量を消費する使い方をするなら、光回線などの固定回線を開設する方がおすすめです。

遅い原因③ハイスピードエリアモードの速度制限（月間7GB/30GB）にかかっている

WiMAXが遅くなった原因として、プラスエリアモード（旧HS+A）の速度制限である月間7GB（5G対応プランは月間30GB）にかかっている場合も挙げられます。

WiMAXハイスピードプラスエリアモードで通信量を月間7GB以上（5G対応プランは月間30GB）使用してしまうと、その瞬間から月末まで通信速度が128Kbpsに制限されます。

WiMAXハイスピードプラスエリアモードの通信速度制限は手動での解除ができず、翌月になるまで解除できません。

また、ハイスピードプラスエリアモードの通信制限が発生していると、通常のWiMAX2+回線（ギガ放題側）でも同様の通信制限がかかってしまいますので要注意です。

		パソコン	スマートフォン
WEBページの閲覧		約2,800回以上	約23,100回
テキストメール		約231,000回以上	約462,000回以上
YouTube	1080p	約4.9時間
	450p	約11.2時間
	240p	約32.9時間
	144p	約58.1時間
Googleマップ		約700回

遅くなった原因③の対処法

遅くなった原因③の基本的な対処方法はハイスピードプラスエリアモードを使用しないことです。

外出先で通信回線が安定しない場合は、ハイスピードプラスエリアモードを使わずに、安定する場所に移動するか、2.4GHz帯から5GHz帯に切り替えるなどの方法を取りましょう。

つまり、放っておくと勝手にハイスピードプラスエリアモードに切り替わっていて、知らずに使ってしまうという危険性があります。

この設定は端末を操作するか、専用のスマートフォンアプリから変更することが可能です。今回はW05を例にして解説します。

これで条件を満たした時にハイスピードプラスエリアモードに切り替わる設定を解除できます。

遅い原因④そもそもWiMAXサービス（WiMAX2+回線）のエリア外にいる

WiMAXが遅くなった原因4つ目は、そもそもサービスエリア外にいる場合です。

WiMAX2+回線は人口エリアの90%をカバーしていますが、それでも全国全てをカバーしている訳ではありません。そのため、サービスエリア外にいると遅くなる可能性があります。

自分のいる場所がサービスエリア外かどうかは、下記のサイトをチェックすれば確認できます。

https://www.uqwimax.jp/wimax/area/

WiMAX2+回線用の基地局は2017年時点で30,000局にまで増加しており、現在も新しい基地局が建設されています。しかし、山間部や地下鉄の駅構内などはサービスエリア外となっています。

遅くなった原因④の対処法

遅くなった原因④の基本的な対処方法はWiMAXのサービスエリア内に移動することです。

すぐに移動するのが難しい、あるいはサービスエリア内に移動できない場合は、より広範囲のエリアをカバーしているハイスピードプラスエリアモードに切り替えるのも効果的ですが、通信速度制限に注意しましょう。

WiMAX2+回線は拡大を続けており、現在自分の住んでいる地域やWiMAXルーターを使いたい場所がサービスエリア外でも、待っていれば対応する可能性もあります。

遅い原因⑤障害物が邪魔をしている｜使用場所や室内でのホームルーター設置場所が悪い

WiMAXが遅くなった原因として、障害物が邪魔をしている場合もあります。

WiMAXは電波の性質上、壁や床などの障害物に弱く、自宅に居るときや周りに物が多いと通信速度が遅くなる可能性が高いです。

サービスエリア内でも使用する環境によっては電波が全く入らず圏外になるというのも珍しくありません。特に自宅では下記のような部屋ですとWiMAXの速度低下などで使いづらくなります。

遅くなった原因⑤の対処法

障害物が邪魔でWiMAXが遅くなった場合は、原因となる障害物を取り除くか別の場所でルーターを使用しましょう。

たとえば、WiMAXホームルーターを使用しているなら、周りに本や小物は置かないようにするだけでも効果は出ます。

あるいは、WiMAXルーターを窓際や高い所に置くと、外からの電波を拾いやすくなって通信速度が速くなる場合もあります。

遅い原因⑥WiMAXと接続機器との距離が遠い

WiMAXが遅くなった原因6つ目は、WiMAXと接続機器との距離が遠い場合です。

WiMAXルーターと接続している通信機器(パソコンやスマートフォン)が遠いと、通信速度が遅くなる場合があります。

WiMAXルーターの電波到達距離は不明ですが、一般的なモバイルWi-Fiの電波到達距離が数十メートル前後というのを考えれば、WiMAXモバイルルーターでも一軒家をカバーします。

ですが、WiMAXルーターの設置している場所が家の隅や、通信機器との間に床や天井、壁などがいくつもあると電波が弱くなってしまいます。

遅くなった原因⑥の対処法

WiMAXルーターと接続機器の距離が遠く遅くなった場合の対処方法は3つあります。

一番手っ取り早い解決方法はWiMAXルーターと接続機器を近づけることです。距離が近く、障害物が少ないほど通信速度は安定して速くなります。

理論上、WiMAXルーターは自宅の中心におくと全方位をカバーしますが、ルーターと基地局の通信が遠ざかってしまうというリスクがあります。

次の手段は通信モードを2.4GHz帯から5GHz帯、あるいはその逆に切り替えてみることです。

3つ目の手段は無線LAN親機などを用いてWiMAXルーターの電波を広げる方法です。

たとえば、WiMAXルーターが1階にあり、通信機器が2階にあるとします。この場合、床や天井に阻まれて電波が弱くなりますが、無線LAN親機が中継器として電波を広げれば、通信が安定して速くなります。

遅い原因⑦他の電子機器と電波干渉をしている

WiMAXが遅くなる原因として、他の電子機器と電波干渉している場合も挙げられます。

WiMAXルーターの使用する2.4GHz帯はほかの電子機器と干渉しやすいです。

これらの電子機器を使用していると干渉してしまい、通信速度が遅くなったり圏外になったりする原因となります。

遅くなった原因⑦の対処法

WiMAXが他の電子機器と電波干渉してい遅くなった場合の対処方法は2つあります。

2.4GHz帯は電波の範囲が広く、ほかの家電製品でも使用されやすい帯域のため干渉しやすいというデメリットがあります。

一方で5GHz帯は他所のWi-Fiルーターの電波と干渉しにくいです。

そのため、干渉しやすい2.4GHz帯から5GHz帯に切り替えると通信速度が改善される可能性があります。

遅い原因⑧旧WiMAX回線を使っている

WiMAXが遅くなる原因8つ目は、旧WiMAX回線を使っている場合です。

※2020年7月追記
旧WiMAX回線は2020年3月31日に停波し、該当する方はいません。そのため、現在本項目は遅い原因とはなりませんので読み飛ばしてください。

WiMAXのメインとなる回線はWiMAX2+のほかに、旧WiMAX回線があります。旧WiMAX回線に比べて、WiMAX2+回線の通信速度は10倍以上と言われています。

	旧WiMAX回線	WiMAX2+回線
下り最大速度	40Mbps	558Mbps
上り最大速度	15.4Mbps	30Mbps
提供開始日	2009年2月26日	2013年2月31日

表は旧WiMAX回線とWiMAX2+回線が登場した時の速度の比較になります。ご覧の通り、旧WiMAX回線の下り最大速度はWiMAX2+回線に比べると圧倒的に遅いです。

速度は理論値であって実測値とは異なりますが、それでも旧WiMAX回線を使用していると遅く感じてしまいます。

遅くなった原因⑧の対処法

旧WiMAX回線を使っていて遅い場合の対処方法は、WiMAX2+回線に切り替えることです。

現在契約中のプロバイダのままWiMAX2+回線に切り替えることも可能ですが、別のプロバイダに乗り換える(新規契約)するのも一つの手です。

注意点としては、旧WiMAX回線で使用していたルーターはWiMAX2+回線に対応していない機種もある点です。

上記は旧WiMAX回線のみに対応したルーターの一例になります。自分の使っているルーターがWiMAX2+回線に対応するかどうか確認しましょう。

遅い原因⑨接続するPCやスマホの性能が低い

WiMAXが遅くなる原因9つ目は、接続するPCやスマホの性能が低くい場合です。

パソコンやスマートフォンの通信規格は日々更新されており、古い通信機器だと最新の高速通信に対応できず、通信速度が遅くなる場合があります。

また、経年劣化なども引き起こしていると処理能力自体が落ちてしまい、アプリが起動できなくなったり、使用中にフリーズを起こしてしまうなどのトラブルが発生しやすくなります。

これらの原因は使用しているパソコンやスマートフォンの性能が低いのが原因です。

遅くなった原因⑨の対処法

パソコンやスマートフォンの性能が低くてWiMAXが遅くなった場合は、2つの対処方法があります。

パソコンやスマートフォンにインストールしているアプリやソフトは、一見起動していないように見えても、見えない場所で動いている可能性があります。

その場合、パソコンのメモリを使用してしまい、処理能力が低下してしまいます。

通信速度が遅いのは余分なアプリやソフトのせいでメモリ不足になっている場合があります。不要なアプリなどはアンインストールしましょう。

遅い原因⑩WiMAXルーターのスペックが低い

WiMAXが遅くなるのは、ルーターのスペックが低い場合も原因として挙げられます。

パソコンやスマートフォンと同様に、WiMAXルーターのスペックが低くて通信速度が遅いという可能性もあります。

※表は左右にスクロールできます

上記の表のように、WiMAXルーターによって最大速度は3倍近く違う場合もあります。また、古いWiMAXルーターのスペックだと最新のパソコンやスマートフォンと通信規格が合わないという場合もあります。

遅くなった原因⑩の対処法

WiMAXルーターのスペックが低くて遅い場合の対処方法は、WiMAXルーターを最新機種にすることです。

機種を最新にすることを考える方は、次の記事を参考にしてみてください。

遅い原因11. Windowsの省電力機能が発動している

WiMAXが遅くなる原因11は、Windowsの省電力機能が発動している場合です。

Windowsのパソコンやタブレットには、省電力機能が搭載されています。バッテリーや消費電力を節約する代わりに、パソコンのスペックを下げることが可能で、結果的に通信速度を遅くすることがあります。

遅くなった原因11.の対処法

WiMAXが遅くなった原因がWindowsの省電力機能が発動している場合の対処方法は、省電力機能を変更しましょう。今回はWindows10での省電力機能の設定方法を解説します。

これで省電力機能から設定を変更できます。

遅い原因12.WiMAXルーターに何らかの不具合がある

WiMAXが遅くなる原因12は、ルーターに何らかの不具合がある場合です。

ここまでに上げた原因とは別の不具合がWiMAXルーター内で発生している可能性があります。

小さなエラーが積み重なると不具合が起きやすくなるため、どれだけ注意して使っていても不具合は起きるときは起きてしまいます。

基本的にWiMAXルーター内でどんな不具合が起きているのか、外側から判断するのは難しいです。

遅くなった原因12.の対処法

WiMAXルーターに何らかの不具合が合って遅い場合の対処方法は2つあります。

WiMAXルーターを工場出荷状態に初期化する手順は下記になりますが、実行する際は考えてから行いましょう。

初期化しても速度低下や不具合が続く場合は、WiMAXルーターを修理に出すべきです。購入したプロバイダごとに修理の対応を行っているため、購入したプロバイダの公式ホームページを確認しましょう。

遅い原因13. WiMAX回線が混雑している（夜間などの時間帯）

WiMAXが遅い原因として、回線が混雑している場合も挙げられます。

WiMAXに限らず、インターネット回線は利用者が多いほど混雑して通信速度が遅くなりやすいです。

WiMAX2+回線の場合、公式から正確な数字などはアナウンスされていませんが、夜間は回線が混雑しやすい時間とされています。

通信制限の発生する時間が「夜18時から翌2時」と夜間になっているのも、該当する時間帯の利用者を減らして混雑を解消するのが狙いです。

遅くなった原因13.の対処法

WiMAX2+回線が混雑して遅い場合は2つの対処方法があります。

夜間は混雑しやすい時間帯のため、WiMAXルーターを使用するのを諦めるのも1つの手です。

しかし、混雑しやすい時間帯にどうしてもWiMAXルーターを使用したいなら、ハイスピードプラスエリアモードに切り替えると通信速度が速くなる可能性があります。

ただし、ハイスピードプラスエリアモードは使い過ぎると速度制限がかかるので、利用するときは注意しましょう。

WiMAXの通信速度が遅いというクレーム・苦情が多い？5Gでも遅くなるの？

WiMAXが遅いというクレーム、苦情がないかTwitterのコメントを調べてみました。

確かにWiMAXルーターが遅いというクレームや苦情に近い不満の声はゼロではありません。ですが、一方でこのような意見もあります。

本記事でも解説しましたが、WiMAXはエリアと時間帯によって回線が混雑しやすいときがあります。

この方のように最初から織り込み済みで使用していれば、通信速度が遅くなるのはあまり気にならなくなります。

また、この方の口コミのように、WiMAXは基地局を増やしており通信速度の安定化と高速化を図っています。

ご自身の住んでいるエリアも現在は遅くとも改善される可能性は十分に考えられます。しかし、どうしてもWiMAXの速度が遅くてストレスなら他ポケットWiFiへの乗り換えも検討しましょう。

また、5Gに対応したことで実測値（平均通信速度）が大幅にアップしています。次の表は5G端末とそれ以外の平均通信速度を比較したものです。

5G端末になったことで、快適さも大幅にアップしています。

 

WiMAXの遅い状態が解消しない時にやること

WiMAXの遅い状態がどうやっても改善しない場合は下記の方法を試してみましょう。

劇的な速度の変化は望めないかもしれませんが、問題解決の糸口になるかもしれません。

それでも遅い時の対処法①できればWiMAXを有線で接続してみる（問題切り分けになる）

WiMAXの遅い状態が改善しない場合、有線で接続してみるのも有効です。

WiMAXルーターは通信機器と有線で接続することが可能です。有線は無線よりも通信速度が安定しやすく高速化しやすいというメリットがあります。

また、有線接続でも通信速度が遅い場合は基地局からWiMAXルーターの通信が遅いのだと、問題を切り分けるのにも役立ちます。

ただし、WiMAXホームルーターには有線LANポートがありますが、WiMAXモバイルルーターには有線LANポートはありません。

WiMAXモバイルルーターで有線接続するなら、専用のクレードルを購入するかパソコンでUSB接続するしか方法がありません。

それでも遅い時の対処法②WiMAXを初期化する

WiMAXの遅い状態が改善しない場合、ルーターを初期化してみるのも有効です。

WiMAXルーターは初期化することで工場出荷状態まで戻り、エラーなどがリセットされる場合があります。ソフトウェア関連のトラブルなら初期化することで速度が改善する確率は高いです。

初期化をすると全ての通信機器との接続設定も消去されるため、使用しなくなった通信機器の整理にも役立ちます。

それでも遅い時の対処法③契約プロバイダのお客様サポートセンターに問い合わせ

WiMAXの遅い状態が改善しない場合、お客様サポートに問い合わせるのも有効です。

お客様サポートセンターでは、WiMAXのトラブルから契約内容の相談まで可能となっています。

下記は主要なWiMAXプロバイダのお客様サポートセンターをまとめたものになります。

我慢できないほど遅すぎるなら解約して他ポケットWiFiや光回線へ乗り換えも検討

WiMAXの通信速度はプロバイダによって違いはありません。そのため、もっと速いインターネット回線を利用したいのなら、別のポケットWi-Fiや光回線に乗り換えるのも検討してみましょう。

 

ただし、ポケットWi-Fiで一番おすすめなのはWiMAXです。

表はWiMAXのギガ放題プランに近い内容のポケットWi-Fiを比べたものになります。

WiMAXは速度制限の条件や速度制限中の最大速度がほかのポケットWi-Fiに比べて優れており、料金が安く設定されています。

つまり、ポケットWi-Fiを選ぶなら、総合的に優れているWiMAXがおすすめになります。

光回線は固定回線となり自宅でしかインターネットが楽しめなくなりますが、下り最大速度2GbpsのNURO光を始め、高速通信が使いたい放題となっています。

外出時はWiMAXモバイルルーター、自宅では光回線と使い分けるのも良いでしょう。

WiMAXの5G対応機種へ切り替えもあり

もし、現在WiMAXの速度に満足しておらず、5G機種を利用していないのであれば、乗り換えも検討しましょう。

5G対応機種に切り替えることで、最大通信速度が2倍程度までアップするからです。

お得にWiMAXの5G機種に切り替える方法は以下をご覧ください。

WiMAX+5Gへの機種変更方法【2025年5月最もお得に切り替えするやり方】 WiMAXで同じプロバイダの5G最新端末に機種変更したいけれど、やり方が分からない、どうすればお得に切り替えできるか分からないと...