ワイモバイルの通信速度は遅い？実測値を他社と比較

ワイモバイルの通信速度について気になっている人が多いと思います。この記事では、ワイモバイルの通信速度実測値や評判・口コミについて詳しく解説していきます。

ワイモバイルについてさらに詳しく知りたい場合は次の記事を参考にしてみてください。
→ワイモバイルはやめたほうがいい？評判・口コミやデメリットを徹底解説

 

ワイモバイルの通信速度を調査

ワイモバイルの速度を以下の項目に分けて調査しました。

詳しく解説します。

ワイモバイルの速度実測値

ワイモバイルの時間帯別の平均速度実測値は以下のとおりです。

時間帯	上り	下り
朝	14.51Mbps	81.09Mbps
昼	10.91Mbps	65.78Mbps
夕方	15.29Mbps	61.75Mbps
夜	11.78Mbps	51.97Mbps
深夜	13.68Mbps	69.94Mbps

参照：みんなのネット回線速度

情報を受信する際の速度である下りで最も速い速度が出ていたのは、朝の時間帯で81.09Mbpsでした。

81.09Mbpsの速度があれば、WebサイトやSNSの閲覧、4Kの高画質動画やZoomなどのビデオ通話といった日常でインターネットをストレスなく利用できます。

下りで最も遅い速度だったのが夜の時間帯で、51.97Mbpsでした。51.97Mbpsの速度であれば、4Kの高画質動画の視聴やビデオ通話、オンラインゲームなどを遅延なく楽しめます。

ワイモバイルでは、どの時間帯でも下り通信速度が50Mbps以上を記録しており、日常のインターネット利用に全く問題ない通信速度です。

大手キャリアのソフトバンクの通信回線をそのまま利用しているので、安定した通信速度が期待できます。

情報を送信する際の速度である上りで最も速い速度が出ていたのは、夕方の時間帯で15.29Mbpsでした。

15.29Mbpsの速度が出ていれば、SNSなどへの写真や動画のアップデートやビデオ通話で高品質な映像や音声を提供でき、大容量ファイルのアップロードもスムーズにできます。

下りで最も遅い速度だったのが昼の時間帯で、10.91Mbpsでした。10.91Mbpsの速度であれば、SNSなどへの写真や動画のアップデートやファイルのアップロードなどの操作を問題なく利用可能です。

ワイモバイルの速度を他社と比較

ワイモバイルの下り速度を他社と比較した一覧は以下のとおりです。
※表は左右にスクロールできます

参照：みんなのネット回線速度

人気のある格安SIMの中で、平均速度の6位はワイモバイルでした。通信速度は計測環境や地域に依存しますが、安定したかなり速い速度です。

多少時間帯による差はあるものの、最も遅い時間帯でも50Mbps以上を記録しているため、4Kの高画質動画の視聴やビデオ通話、オンラインゲームを楽しむのに十分な速度となります。

格安SIMは、大手キャリアの通信回線を一部借りていることによる、混雑時の速度低下がデメリットです。

一方、ワイモバイルはソフトバンク回線をそのまま利用しているため、時間帯の速度低下がありません。

地域別ワイモバイルの通信速度

ワイモバイルの上り通信速度を地域別に調査しました。

	通信速度
北海道	62.47Mbps
東北	38.23Mbps
北陸	248.84Mbps
東京	133.45Mbps
関東	139.96Mbps
中部	99.08Mbps
大阪	100.8Mbps
関西	54.87Mbps
中国	151.76Mbps
四国	61.81Mbps
九州	67.29Mbps
沖縄	97.94Mbps

参照：みんなのネット回線速度

地域によって、55.41Mbps〜108.55Mbpsとかなり差が大きいです。しかし、最も速度が遅い地域でも、50Mbps以上の通信速度が出ているため、日常のインターネット利用にストレスを感じることはないでしょう。

スマホの通信速度は、地域や通信状況に依存するので、ワイモバイルの場合は自宅や職場などの生活圏でソフトバンク回線が繋がりやすいことが重要です。

 

ワイモバイルの通信速度に関する評判・口コミ

ワイモバイルの速度に関する良い評判・口コミ、悪い評判・口コミをそれぞれ紹介します。

ワイモバイルの速度に関する良い評判・口コミ

ワイモバイルの速度に関する良い評判・口コミとして、以下のような声が見つかりました。

ワイモバイルは、大手キャリアのソフトバンクと全く同じ通信回線を利用できるため、安定した通信環境が特徴です。

料金を安く抑えて、ソフトバンク回線を利用したい人におすすめとなります。現在、大手キャリアを利用している人でも乗り換えやすいでしょう。

ワイモバイルの速度に関する悪い評判・口コミ

ワイモバイルの速度に関する悪い評判・口コミには、以下のような意見がありました。

通信速度が遅いという意見がありますが、同じ通信回線のため、ソフトバンクの通信速度も遅いことになります。

通信速度の遅さにはさまざまな原因が考えられますが、ソフトバンク回線自体の通信速度が遅い生活圏で利用している可能性があるでしょう。

ワイモバイルの通信制限に関する意見も見受けられ、自身の利用状況にあったプラン選びが重要になります。

 

ワイモバイルの通信速度制限

ワイモバイルの速度制限について以下の4つの項目に分けて解説します。

順に見ていきましょう。

ワイモバイルの速度制限条件

ワイモバイルの速度制限条件は、以下のように契約しているプランによって異なります。

速度制限状態で、月のデータ容量の半分を消費すると、さらに最大128kbpsに速度が低下します。

例えば、シンプル2Sプランを契約していると月のデータ容量が4GBになるため、最大300kbpsの状態で2GBを越えると、最大速度は128kbpsです。

他の通信会社の速度制限は最初から最大128kbpsになることが多いため、月のデータ容量の半分という制限があるものの、速度制限の規制が緩いと言えます。

ワイモバイル速度制限中にできること

ワイモバイル速度制限中にできることを、最大速度別に解説します。

順に見ていきましょう。

1Mbpsでできること

1Mbpsでできることは、以下のとおりです。

1Mbpsでは、最低限のインターネット利用はできますが、高画質な動画視聴などデータ容量の大きな通信は困難です。

300Kbpsでできること

300Kbpsでできることは、以下のとおりです。

300Kbpsでは、利用できる操作がかなり制限されますが、メッセージの送受信やアプリ通話などコミュニケーションでの利用は問題ありません。

128Kbpsでできること

128Kbpsでできることは、以下のとおりです。

128Kbpsは、テキストメインでの操作に制限され、アプリ通話に関しては通話中に途切れる可能性があります。

ワイモバイルに3日間のデータ制限はない

ワイモバイルに3日間のデータ制限はありません。他の格安SIMでは「3日間で10GB」といったデータ制限をしていることがあるため、ワイモバイルは規制が緩いと言えます。

ワイモバイルの速度制限解除方法

ワイモバイルの速度制限解除方法は、以下のとおりです。

月初めの速度制限解除まで待てない時は、データ容量の追加購入がおすすめです。ワイモバイルでは、My Y!mobileや通信制限のメール、自動応答の電話などで0.5GBあたり550円で購入できます。

もし、速度制限がかかる月が多くなっている場合は、データ増量オプションに加入するか、料金プランを変更するのがいいでしょう。

データ容量オプションは550円/月で加入でき、以下のようなデータ容量になります。

 

ワイモバイルの通信速度が遅くなる原因と対処法

ワイモバイルの通信速度が遅くなる原因と対処法は、以下のとおりです。

順に解説します。

原因①速度制限にかかっているから

ワイモバイルの通信速度が遅くなる原因の1つ目は、速度制限にかかっているからです。

ワイモバイルでは、プランごとの月のデータ容量を越えると最大300kbps〜1Mbpsの速度制限がかかります。

速度制限がかかっている状態で月のデータ容量の半分を消費した場合の速度は、最大128kbpsです。

もしWi-Fi環境がなく、月初めまで速度制限解除を待てない場合は、0.5GBあたり550円でデータ容量の追加購入がすると速度制限を解除できます。

原因②お昼などの回線が混雑しやすい時間や場所で利用しているから

ワイモバイルの通信速度が遅くなる原因として、お昼などの回線が混雑しやすい時間や場所で利用していることも挙げられます。

朝の通勤ラッシュや昼間など回線が混雑する時間帯での利用やイベント会場などの人が多い場所での利用も速度が遅くなる原因です。

以下の対処法が挙げられます。

回線の混雑が速度低下の原因となるため、時間帯や場所を変えることで解消されますが、動画視聴を避けることや画質を落とすなどの通信内容の工夫も効果的です。

原因③スマホの不具合が生じているから

ワイモバイルの通信速度が遅くなる原因には、スマホの不具合が生じている点もあります。

スマホの不具合が速度低下の原因だと考えられる場合は、不具合ごとの対処法を実践しましょう。

不具合	対処法
端末の故障や経年劣化	端末を再起動する
ストレージ不足	ストレージを整理する
複数のアプリを同時に利用している	バックグラウンドで動いているアプリを終了する
機内モードがオンになっている	機内モードをオフにする
OSが古いバージョンのまま	OSをアップグレードする

端末を再起動させることで、改善されることが多いため、最初に再起動を試すのがおすすめです。

原因④通信障害が発生しているから

ワイモバイルの通信速度が遅くなる原因の4つ目は、通信障害が発生しているからです。

通信障害が発生している場合は、SNSや公式サイトから情報を得るようにしましょう。利用者側で通信障害は解決できないため、Wi-Fi利用などの対処が必要です。

 

ワイモバイルの通信速度が速い理由

ワイモバイルの通信速度が速い理由は、以下のとおりです。

詳しく解説します。

ソフトバンクの通信回線を利用しているから

ワイモバイルの通信速度が速い理由の1つ目は、ソフトバンクの通信回線を利用しているからです。

格安SIMは以下のような2つのタイプに分かれます。

	特徴	主な通信会社
MNO	自社で基地局を構え、通信回線を持っている	・au、ドコモ、ソフトバンク ・povo ・LINEMO ・Y!mobile ・ahamo
MVNO	大手キャリアの通信回線を一部間借りしている	・イオンモバイル ・mineo ・IIJmio

ワイモバイルは、MNOに分類され、回線の混雑時でも通信速度が落ちないことが特徴です。

一方、MVNOは、借りている回線を利用者が公平に使うために混雑時での速度低下が発生します。

対応エリアでは5Gが利用できるから

ワイモバイルの通信速度が速い理由として、対応エリアでは5Gが利用できることも挙げられます。

ワイモバイルは、3つ全てのプランで追加料金なしで5Gが利用可能です。

対応端末やエリアは、ワイモバイルの公式サイトから確認可能です。

速度制限がかかっても最大1Mbpsで使えるから

ワイモバイルの通信速度が速い理由には、速度制限がかかっても最大1Mbpsで使える点もあります。

シンプル2Lプランとシンプル2Mプランの場合は、速度制限下でも最大1Mbpsで使えるため、動画や写真の読み込みが可能です。

時間帯や期間指定によって速度制限がかかることがないから

ワイモバイルの通信速度が速い理由の4つ目は、時間帯や期間指定によって速度制限がかかることがないからです。

ワイモバイルには「12～13時の速度低下」や「3日間で10GB以上使った場合の速度低下」などがありません。

 

ワイモバイル以外でおすすめの速度が速い格安SIM2選

ワイモバイル以外で速度が速い格安SIMを2つ紹介します。速度重視で格安SIMを選びたい人は、参考にしてみてください。

ワイモバイル以外のおすすめ①楽天モバイル

	戸建て	マンション
提供エリア	全国
平均通信速度	下り：219.1Mbps 上り：191.3Mbps
スマホセット割キャリア	楽天
月額料金	1～12ヶ月：0円 13～36ヶ月：5,280円	1～12ヶ月：0円 13～36ヶ月：4,180円
工事費用	19,800円	16,500円
事務手数料	880円
キャッシュバック・ キャンペーン	・楽天モバイルと契約で1年間料金無料
契約期間	3年
3年実質費用（スマホ割）	147,400円	117,712円
実質月額料金（スマホ割）	4,094円	3,270円
解約金	10,450円

通信速度重視の人におすすめの格安SIMの1つ目は、楽天モバイルです。楽天モバイルは5G対応で、大手３回線に匹敵する速さと安定性が魅力です。
下り通信速度が80～100Mbps程度出て、無制限プランが利用できるので、大容量データ通信にも適応できるというメリットもあります。
通信速度以外にも、楽天ポイントの倍率アップや、月額料金・端末代金の割引などのさまざまな特典もあるためコスパも良いのでおすすめです。

 

ワイモバイル以外のおすすめ②UQモバイル

月額料金プラン ※（）内は自宅セット割・au PAYカード払いの場合の料金	【ミニミニプラン】 4GB：2,365（1,078円） 【トクトクプラン】 15GB：3,465円（1GBまで990円、15GBまで2,178円） 【コミコミプラン】 33GB＋1回10分以内の国内通話無料：3,278円
通話料金	【ミニミニプラン、トクトクプラン】 ・従量課金（22円/30秒）：0円/月 ・通話パック60（国内通話は60分/月まで無料）：660円/月 ・通話放題ライト（国内通話は10分/回まで無料）：880円/月 ・通話放題（国内通話は24時間いつでもかけ放題）：1,980円/月 【コミコミプラン】 ・10分定額（国内通話は10分/回まで無料）：0円/月 ・通話放題（国内通話は24時間いつでもかけ放題）：1,100円/月
割引サービス	・SIMのみ乗り換えで最大20,000円相当au PAY残高還元（クーポン番号：3MP062）
オプション	データ増量オプション
通信回線	au
平均通信速度	下り：78.71Mbps 上り：13.0Mbps
eSIM対応	○
支払い方法	クレジットカード・口座振替
店舗数	2700店舗以上

通信速度重視の人におすすめの格安SIMとして、UQモバイルも挙げられます。UQモバイルは、大手auの回線を提供しており、エリアが広くau店舗で取り扱われているので、全国どこでも契約できるのが魅力です。
通信速度も比較的安定しており、下り通信速度は80Mbps前後出るので動画の閲覧やゲームなどの大量データ通信にも対応できます。
auPAYでの還元もあるので、auPAYを多く利用する人にもおすすめと言えます。

 

ワイモバイルの通信速度まとめ

ワイモバイルは、低価格でソフトバンク回線を利用できる格安SIMです。昼間などの混雑時でも通信速度が安定しています。

プランごとの月のデータ容量を使い切ってしまうと速度制限がかかってしまうため、通信状況に合わせたプランを選択しましょう。

 

ワイモバイルについてさらに詳しく知りたい場合は次の記事を参考にしてみてください。
→ワイモバイルはやめたほうがいい？評判・口コミやデメリットを徹底解説