povo2.0の速度は遅い？通信速度実測値を他社と比較

povoの通信速度について気になっている人が多いと思います。この記事では、povoの速度に関する調査結果や評判・口コミについて詳しく解説していきます。

povoについてさらに詳しく知りたい場合は次の記事を参考にしてみてください。
→povo（ポヴォ）2.0の評判・口コミ！電波悪い等の噂やデメリットを徹底解説

 

povoの通信速度を調査

povoの速度を以下の項目に分けて調査しました。

詳しく解説します。

povoの速度実測値

povoの時間帯別の平均速度実測値は以下のとおりです。

時間帯	上り	下り
朝	15.87Mbps	88.63Mbps
昼	12.04Mbps	58.52Mbps
夕方	18.24Mbps	87.91Mbps
夜	16.42Mbps	93.14Mbps
深夜	21.09Mbps	116.46Mbps

参照：みんなのネット回線速度

情報を受信する際の速度である下りで最も速い速度が出ていたのは、深夜の時間帯で116.46Mbpsでした。

通常20〜25Mbpsの速度でNetflixやYouTubeの4K動画を遅延なく再生できます。116.46Mbpsの速度が出ていれば、複数端末で同時に4K動画を視聴可能です。

ビデオ通話やオンラインゲームも遅延やストレスなく利用できます。下りで最も遅い速度だったのが昼の時間帯で、58.52Mbpsでした。

58.52Mbpsの速度であれば、NetflixやYouTubeの4K動画、ビデオ通話やオンラインゲームを遅延なく楽しめる快適な通信速度だと評価できます。

povoは、どの時間帯でも下り通信速度が50Mbps以上を記録しており、多少時間帯によって差があるものの動画やゲームを問題なく楽しめる通信環境です。

大手キャリアauの通信回線をそのまま利用しているので、安定した速度が期待できます。

情報を送信する際の速度である上りで最も速い速度が出ていたのは、深夜の時間帯で21.09Mbpsでした。

21.09Mbpsの速度が出ていれば、ビデオ通話で高品質な映像や音声を提供でき、大容量ファイルのアップロードもスムーズにできます。

下りで最も遅い速度だったのが昼の時間帯で、12.04Mbpsでした。12.04Mbpsの速度であれば、高品質なビデオ通話やファイルのアップロードなどの操作を問題なく利用可能です。

povoの速度を他社と比較

povoの下り速度を他社と比較した一覧は以下のとおりです。
※表は左右にスクロールできます

参照：みんなのネット回線速度

人気のある格安SIMの中で、平均速度の4位はpovoでした。通信速度は計測環境や地域に依存しますが、安定したかなり速い速度です。

多少時間帯による差はあるものの、最も遅い時間帯でも59.4Mbpsを記録しているため、高画質の動画やビデオ通話、オンラインゲームを楽しむのに十分な速度となります。

格安SIMは、大手キャリアの通信回線を一部借りていることによる、混雑時の速度低下がデメリットです。

一方、povoはau回線をそのまま利用しているため、時間帯の速度低下がありません。

地域別のpovoの通信速度

povoの上り通信速度を地域別に調査しました。

	通信速度
北海道	62.47Mbps
東北	38.23Mbps
北陸	248.84Mbps
東京	133.45Mbps
関東	139.96Mbps
中部	99.08Mbps
大阪	100.8Mbps
関西	54.87Mbps
中国	151.76Mbps
四国	61.81Mbps
九州	67.29Mbps
沖縄	97.94Mbps

参照：みんなのネット回線速度

地域によって、38.23Mbps〜248.84Mbpsとかなり差が大きいです。しかし、最も速度が遅い地域でも、38.23Mbpsの通信速度が出ているため、高画質の動画やオンラインを問題なく利用できます。

スマホの通信速度は、地域や通信状況に依存するので、自宅や職場など生活圏で繋がりやすい通信回線を選ぶようにしましょう。

povoは端末によって速度が異なる

povoは端末によって速度が異なります。povoの速度は十分速いですが、さらに通信速度にこだわりたい人は以下の機能に対応している端末を選びましょう。

現在販売されているiPhoneであれば、対応しています。

 

povoの速度に関する評判・口コミ

povoの速度に関する良い評判・口コミ、悪い評判・口コミをそれぞれ紹介します。

povoの速度に関する良い評判・口コミ

povoの速度に関する良い評判・口コミとして、以下のような声が見つかりました。

povoは、大手キャリアのauと全く同じ通信回線を利用できるため、安定した通信環境が特徴です。

大手キャリアの通信環境を維持しつつ、料金を安くしたい人におすすめとなります。現在、大手キャリアを利用している人でも乗り換えやすいでしょう。

povoの速度に関する悪い評判・口コミ

povoの速度に関する悪い評判・口コミには、以下のような意見がありました。

通信速度が遅いという意見がありますが、同じ通信回線のため、auの通信速度も遅いことになります。

通信速度の遅さにはさまざまな原因が考えられますが、au回線自体の通信速度が遅い生活圏で利用している可能性があるでしょう。

au公式サイトで、au回線の対応エリアを確認できるので、povoを利用する前に自身の生活圏での繋がりやすさを確認するのがおすすめです。

 

povoの速度制限

povoの速度制限について以下の5つの項目に分けて解説します。

順に解説します。

povoの速度制限条件

povoの速度制限条件は、最大128kbpsです。トッピングのデータ容量を使い切ってしまった場合やトッピングの有効期限が切れてしまった場合に速度制限がかかります。

UQモバイルの速度制限は、300kbpsまたは、最大1Mbpsのため、povoの速度制限時の速度は遅いと言えるでしょう。

povo速度制限中の最大128kbpsでできること

povo速度制限中の最大128kbpsでできることは以下のとおりです。

テキストメインの操作であれば可能ですが、画像や動画の読み込みは困難になるでしょう。

povoに3日間のデータ制限はない

povoに3日間のデータ制限はありません。他の通信会社では、通信速度の制限だけでなく「3日間で6GB以上」や「3日間で10GB以上」といったデータ容量の制限もあります。

povoは、3日間のデータ制限がないため、他社よりもストレスなく利用できるでしょう。

povoの速度制限解除方法

povoの速度制限は、データ容量をトッピングすることで解除できます。データ容量をトッピングした時点で、速度制限が解除され、最大速度で利用できます。

povoに低速モードはない

povoに低速モードはありません。低速モードとは、200~300kbps程度の速度に切り替えることで、データ容量を消費しない機能です。

他の格安SIMでは、低速モードに切り替えられるものもありますが、povoは低速モードを使えないので、計画的にデータ容量を消費しましょう。

 

povoの速度が遅くなる原因と対処法

povoの速度が遅くなる原因は以下の4つです。それぞれの対処方法も併せて紹介します。

詳しく解説します。

原因①トッピングを使い切った・有効期限が切れたから

povoの速度が遅くなる原因の1つ目は、トッピングを使い切った・有効期限が切れたからです。

トッピングのデータ容量を使い切ってしまったり、有効期限が切れてしまうと通信速度が最大128kbpsに低下します。

対処方法は以下のとおりです。

自宅や会社にWi-Fi環境が整っていれば、Wi-Fiに切り替えることで高速通信を利用できます。

もし、Wi-Fi環境がない場合やすぐに速度制限を解除したい場合は、トッピングを購入するのがいいでしょう。

トッピングを購入した時点で、高速通信が利用できるようになります。速度制限をすぐに解除しなくても困らない場合は、対象店舗の利用などでデータ容量を貰えるギガ活がおすすめです。

原因②お昼などの回線が混雑しやすい時間や場所で利用しているから

povoの速度が遅くなる原因として、お昼などの回線が混雑しやすい時間や場所で利用していることも挙げられます。

以下の時間帯は、通信回線が混雑するため、通信速度が低下する可能性があります。

時間帯だけでなく、駅やイベント会場、高層ビル街などの場所によって通信が繋がりにくい場合もあります。

対処法は以下のとおりです。

通信している時間帯と場所が原因になっているため、お昼の通信を避けたり、場所を移動するだけで、解決することがあります。

動画の画質を落とすことやテキストメインでの利用に変えるなどの通信内容の工夫も効果的です。

原因③スマホの不具合が生じているから

povoの速度が遅くなる原因には、スマホの不具合が生じているケースもあります。

スマホの不具合が起きている場合は、以下のように不具合に合った対処法を取りましょう。

不具合	対処法
端末の故障や経年劣化	端末を再起動する
ストレージ不足	ストレージを整理する
複数のアプリを同時に利用している	バックグラウンドで動いているアプリを終了する
機内モードがオンになっている	機内モードをオフにする
OSが古いバージョンのまま	OSをアップグレードする

端末を再起動させることで、改善されることが多いため、最初に再起動を試してみましょう。

原因④通信障害が発生しているから

povoの速度が遅くなる原因の4つ目は、通信障害が発生しているからです。povo側に問題があり、通信障害により速度が低下している可能性もあります。

公式サイトやSNSから情報を確認してみましょう。

 

povoの回線速度が速い理由

povoの回線速度が速い理由は、以下の3つです。

詳しく解説します。

auと同じ通信回線を利用しているから

povoの回線速度が速い理由の1つ目は、auと同じ通信回線を利用しているからです。格安SIMは業務形態によって、以下の2つのパターンに分かれます。

	特徴	主な通信会社
MNO	自社で基地局を構え、通信回線を持っている	・au ・ドコモ ・ソフトバンク ・povo ・LINEMO ・Y!mobile ・ahamo
MVNO	大手キャリアの通信回線を借りている	・イオンモバイル ・mineo ・IIJmio

通信速度が速いのは、MNOです。反対に、MVNOは通信回線を間借りしているため、昼間のような混雑時間帯に通信速度が低下します。

5G回線に対応しているから

povoの回線速度が速い理由として、5G回線に対応していることも挙げられます。povoは、auが設置している5G回線を全てのトッピングで利用可能です。

5Gを利用するためには、5G対応のエリア内で、5G対応の端末を利用する必要があります。

5G対応エリアに関しては、auの公式サイトで確認可能です。

時間帯・期間指定による速度制限がないから

povoの回線速度が速い理由には、時間帯・期間指定による速度制限がない点もあります。

MVNOの格安SIMでは「平日の12時～13時は最大〇kbpsに制限」「直近3日間で〇GB以上使った場合は最大〇kbpsに制限」といった制限を設けている場合があります。

 

povo以外で速度が速い格安SIM3選

povo以外で速度が速い格安SIMを3つ紹介します。速度重視で格安SIMを選びたい人は、参考にしてみてください。

格安SIM速度ランキング1位「楽天モバイル」

	戸建て	マンション
提供エリア	全国
平均通信速度	下り：219.1Mbps 上り：191.3Mbps
スマホセット割キャリア	楽天
月額料金	1～12ヶ月：0円 13～36ヶ月：5,280円	1～12ヶ月：0円 13～36ヶ月：4,180円
工事費用	19,800円	16,500円
事務手数料	880円
キャッシュバック・ キャンペーン	・楽天モバイルと契約で1年間料金無料
契約期間	3年
3年実質費用（スマホ割）	147,400円	117,712円
実質月額料金（スマホ割）	4,094円	3,270円
解約金	10,450円

通信速度重視の人におすすめの格安SIMの1つ目は、楽天モバイルです。楽天モバイルは5G対応で、大手３回線に匹敵する速さと安定性が魅力です。
下り通信速度が80～100Mbps程度出て、無制限プランが利用できるので、大容量データ通信にも適応できるというメリットもあります。
通信速度以外にも、楽天ポイントの倍率アップや、月額料金・端末代金の割引などのさまざまな特典もあるためコスパも良いのでおすすめです。

 

格安SIM速度ランキング2位「UQモバイル」

月額料金プラン ※（）内は自宅セット割・au PAYカード払いの場合の料金	【ミニミニプラン】 4GB：2,365（1,078円） 【トクトクプラン】 15GB：3,465円（1GBまで990円、15GBまで2,178円） 【コミコミプラン】 33GB＋1回10分以内の国内通話無料：3,278円
通話料金	【ミニミニプラン、トクトクプラン】 ・従量課金（22円/30秒）：0円/月 ・通話パック60（国内通話は60分/月まで無料）：660円/月 ・通話放題ライト（国内通話は10分/回まで無料）：880円/月 ・通話放題（国内通話は24時間いつでもかけ放題）：1,980円/月 【コミコミプラン】 ・10分定額（国内通話は10分/回まで無料）：0円/月 ・通話放題（国内通話は24時間いつでもかけ放題）：1,100円/月
割引サービス	・SIMのみ乗り換えで最大20,000円相当au PAY残高還元（クーポン番号：3MP062）
オプション	データ増量オプション
通信回線	au
平均通信速度	下り：78.71Mbps 上り：13.0Mbps
eSIM対応	○
支払い方法	クレジットカード・口座振替
店舗数	2700店舗以上

通信速度重視の人におすすめの格安SIMとして、UQモバイルも挙げられます。UQモバイルは、大手auの回線を提供しており、エリアが広くau店舗で取り扱われているので、全国どこでも契約できるのが魅力です。
通信速度も比較的安定しており、下り通信速度は80Mbps前後出るので動画の閲覧やゲームなどの大量データ通信にも対応できます。
auPAYでの還元もあるので、auPAYを多く利用する人にもおすすめと言えます。

 

格安SIM速度ランキング3位「ワイモバイル」

月額料金プラン	4GB：2,365円 20GB：4,015円 30GB：5,115円
通話料金	だれとでも定額：880円 スーパーだれとでも定額：1,980円
割引サービス	・データ増量6ヶ月無料 ・Softbank光・Softbank airと一緒に使うと1,188円割引 ・5歳以上18歳以下最大13ヵ月間1,100円割引
オプション	・データ増量オプション ・アドバンスオプション
通信回線	ソフトバンク
平均通信速度	下り：69.87Mbps 上り：13.84Mbps
eSIM対応	○
支払い方法	クレジットカード・口座振替
店舗数	約4,000店舗

通信速度重視の人におすすめの格安SIMの3つ目は、ワイバイルです。ワイモバイルはソフトバンク回線を提供している格安SIMで、下り通信速度が80Mbps前後出るので快適に使えます。
2回線目以降の月額料金が最大1,188円が割り引かれる「家族割」があるので、家族全員で乗り換える場合にもおすすめです。
料金も比較的安い方なので、データ通信費を抑えたい人にもメリットがあります。

 

povoの速度に関するよくある質問

povoの速度に関するよくある質問を紹介します。

povoの通信速度はトッピングなしでも速い？

povoの通信速度はトッピングなしだと、最大128kbpsになります。以下のようなテキストメインの操作はできますが、速い速度とは言えません。

povoとUQ モバイルの速度はどっちが速い？

povoとUQ モバイルの速度は、通常時ではどちらもau回線を利用してるため変わりません。

通信制限下では、povoが128kbps、UQモバイルが300kbpsまたは1MbpsとUQモバイルの方が速度が速くなります。

 

povoの速度まとめ

povoの速度についてまとめると以下のとおりです。

povoは、au回線をそのまま使える安定した通信回線が特徴です。通信制限下では、最大128kbpsとテキストメインの操作しかできませんが、トッピング購入することですぐに解除できます。

昼間の時間帯や期間指定での速度制限がかからないため、時間を気にせずスマホを使いたい人におすすめです。

 

povoについてさらに詳しく知りたい場合は次の記事を参考にしてみてください。
→povo（ポヴォ）2.0の評判・口コミ！電波悪い等の噂やデメリットを徹底解説