SIMフリー対応のおすすめ格安SIMが知りたいな。
SIMフリー対応の格安SIMについて知りたい人は多いと思います。
そこで、この記事ではSIMフリースマホが使えるおすすめの格安SIM会社やSIMフリーのおすすめ格安スマホについて詳しく解説します。
- SIMフリースマホが使えるおすすめの格安SIM会社9選
- SIMフリーのおすすめ格安スマホ4選
- SIMフリースマホとは?なぜ格安か解説
- SIMフリーの格安スマホを利用するメリット
- SIMフリーの格安スマホを利用するデメリット
- SIMフリーの格安スマホを選ぶポイント
SIMフリースマホが使えるおすすめの格安SIM会社9選
SIMフリースマホが使えるおすすめの格安SIM会社を9つ紹介します。以下は格安SIM会社のデータ通信量別の料金表です。
※表は左右にスクロールできます
サービス名 | データ1GB/月額 | データ3GB/月額 | データ10GB/月額 | データ20GB/月額 | データ容量無制限 |
---|---|---|---|---|---|
楽天モバイル | 1,078円 | 1,078円 | 2,178円 | 2,178円 | 3,278円 |
UQモバイル | 990円 | 1,078円 | 2,178円 | 3,278円 | – |
Y!mobile | 1,078円 | 1,078円 | 2,178円 | 2,178円 | – |
LINEMO | 990円 | 990円 | 2,728円 | 2,728円 | – |
mineo | 1,298円 | 1,518円 | 1,958円 | 2,178円 | – |
IIJmio | 850円 | 990円 | 1,500円 | 2,000円 | – |
BIGLOBEモバイル | 1,078円 | 1,320円 | 3,740円 | 5,720円 | – |
ahamo | 2,970円 | 2,970円 | 2,970円 | 2,970円 | – |
povo | 390円/7日間 | 990円 | 2,700円 | 2,700円 | – |
詳しく解説します。
楽天モバイル
月額料金プラン | 3,278円 |
---|---|
通話料金 | 30秒22円 (アプリ利用で国内通話無料) |
割引サービス | ・楽天市場ポイント+4倍 ・楽天モバイル紹介キャンペーン |
オプション | ・標準アプリでの通話15分/回かけ放題 ・海外ローミングデータチャージ ・選べる電話番号サービス |
通信回線 | 楽天 |
平均通信速度 | 下り:77.26Mbps 上り:28.9Mbps |
eSIM対応 | ○ |
支払い方法 | ・クレジットカード ・口座振替 ・楽天ポイント |
店舗数 | 1173店舗 (2023年春時点) |
SIMフリースマホが使えるおすすめの格安SIM会社の1つ目は、楽天モバイルです。
- 毎月の料金はデータ使用量に応じて変動せず、3,278円でデータ無制限
- 国内通話が無料で無限に利用可能な専用アプリを提供
- 利用プランはシンプルで1種類のみ
楽天モバイルは、月額固定3,278円でデータ使用量に応じた追加料金が発生しない料金体系です。
楽天エリア内であれば、データ利用が無制限であり、範囲外でも非常にリーズナブルな料金設定が魅力です。
さらに、国内通話を無料で利用できる専用アプリも利用できます。
UQモバイル
月額料金プラン | 4GB:2,365円 15GB:3,465円 コミコミプラン:3,278円 (データ20GBと国内通話1回10分以内) |
---|---|
通話料金 | 60分/月:550円 通話10分かけ放題/回:880円 通話かけ放題:1980円 |
割引サービス | 新規:3,000円相当aupay還元 乗り換え:最大10,000円相当aupay還元 |
オプション | データ増量オプション |
通信回線 | au |
平均通信速度 | 下り:78.71Mbps 上り:13.0Mbps |
eSIM対応 | ○ |
支払い方法 | クレジットカード・口座振替 |
店舗数 | 2700店舗以上 |
SIMフリースマホが使えるおすすめの格安SIM会社には、UQモバイルが挙げられます。
- 翌月にデータの持ち越しが可能
- auの信頼できるネットワークを背景に高速データ通信を実現
- 全国に広がる店舗ネットワークで手厚い顧客サポートを提供
UQモバイルは、auのサブブランドとして位置づけられ、高品質な通信サービスをリーズナブルな価格で提供しています。
利用していないデータ容量を翌月に持ち越せるため、無駄なくサービスを利用することが可能です。
さらに、全国展開している店舗での対面サポートが可能なため、何か問題が生じた際にも迅速に対応を受けられます。
Y!mobile
月額料金プラン | 4GB:2,365円 20GB:4,015円 30GB:5,115円 |
---|---|
通話料金 | だれとでも定額:880円 スーパーだれとでも定額:1,980円 |
割引サービス | ・データ増量6ヶ月無料 ・Softbank光・Softbank airと一緒に使うと1,188円割引 ・5歳以上18歳以下最大13ヵ月間1,100円割引 |
オプション | ・データ増量オプション ・アドバンスオプション |
通信回線 | ソフトバンク |
平均通信速度 | 下り:69.87Mbps 上り:13.84Mbps |
eSIM対応 | ○ |
支払い方法 | クレジットカード・口座振替 |
店舗数 | 約4,000店舗 |
SIMフリースマホが使えるおすすめの格安SIM会社として、Y!mobileも挙げられます。
- データの未使用分を次の月に繰り越し可能
- 銀行口座からの支払いが選択でき、利便性が高い
- ソフトバンクのインフラを利用した安定した通信環境
Y!mobileは、ソフトバンクのネットワークインフラを活用したサブブランドとして提供される格安SIMカードサービスです。
使用しなかったデータ量を次月へと繰り越せます。また、支払い方法として銀行口座振替が選べるため、クレジットカードに依存したくない人にとっても魅力的です。
さらに、全国に点在する店舗にてサービスの申し込みが可能で、直接的なサポートも受けられます。
LINEMO
月額料金プラン | 3GB:990円 20GB:2,728円 |
---|---|
通話料金 | 通話定額5分/回:550円 国内通話無料:1,650円 |
割引サービス | ・ミニミニプラン(3GB)新規又は乗り換えでpaypayポイント最大10,940円 ・スマホプラン(20GB)乗り換えでpaypayポイント最大18,940円 ・通話定額5分オプション7ヶ月無料 |
オプション | 通話定額5分/回:550円 国内通話無料:1,650円 |
通信回線 | ソフトバンク |
平均通信速度 | 下り:82.66Mbps 上り:16.72Mbps |
eSIM対応 | ○ |
支払い方法 | クレジットカード・口座振替 |
店舗数 | 無し |
SIMフリースマホが使えるおすすめの格安SIM会社の4つ目は、LINEMOです。
- LINEアプリを利用したデータ使用料の消費なし
- 5G通信を追加料金なしで使用可能
- iPhone15シリーズを含む様々な端末に対応
LINEMOは、ソフトバンクが展開する高コスパのモバイルプランを提供するサービスです。
LINEアプリを利用してのメッセージ送信やビデオ通話がデータ使用料はカウントされません。
特にLINEを主要なコミュニケーション手段としている人にとって、大きな節約につながります。
加えて、最新の5G通信を低価格で利用できる点も大きなメリットです。
mineo
月額料金プラン | マイピタ(データ量で選択) 1GB:1,298円 5GB:1,518円 10GB:1,958円 20GB:2,178円 マイそく(データ量無制限・速度で選択) 最大32kbps:250円 最大300kbps:660円 最大1.5Mbps:990円 最大3Mbps:2,200円 |
---|---|
通話料金 | 10分/回通話かけ放題:550円 通話かけ放題:1,210円 |
割引サービス | ・10分かけ放題:最大4ヶ月無料 ・時間無制限かけ放題:初月無料翌月から最大3ヶ月間660円 |
オプション | ・パケット放題plus ・夜間フリー |
通信回線 | ドコモ・au・ソフトバンク |
平均通信速度 | 下り:39.08Mbps 上り:10.18Mbps |
eSIM対応 | ○ |
支払い方法 | クレジットカード |
店舗数 | 約200店舗 |
SIMフリースマホが使えるおすすめの格安SIM会社には、mineoも挙げられます。
- 日本の主要3キャリアのネットワークを利用可能
- 端末のSIMロック解除が不要で簡単にサービスへ移行できる
- 顧客満足度が非常に高い
mineoは、ユーザーが自分のニーズに合わせてドコモ、au、ソフトバンクのいずれかのネットワークを選択できる点で非常に柔軟性があります。
さらに、SIMロック解除の手間を省き、スムーズにサービスへの乗り換えが可能であるため、利用者にとって非常に便利です。
IIJmio
料金プラン | 2GB:850円 5GB:990円 10GB:1,500円 15GB:1,800円 20GB:2,000円 |
---|---|
通話料金 | 通話定額5分/回:500円 通話定額10分/回:700円 かけ放題:1,400円 |
割引サービス | ・他社から乗り換えでスマホ110円 ・ギガプランの「音声SIM」または「音声eSIM」を契約で3ヵ月間300円(税込)割引 ・ギガプランの「音声SIM」または「音声eSIM」を契約で、利用開始月からデータ容量を3ヵ月間20%増量 ・通話定額オプションの月額料金を利用開始月から3ヵ月間410円(税込)割引 |
オプション | ・IIJmio WiFi by エコネクト ・スマホの操作サポート |
通信回線 | ドコモ・au |
平均通信速度 | 下り:40.07Mbps 上り:9.01Mbps |
eSIM対応 | ○ |
支払い方法 | クレジットカード |
店舗数 | 約1,300店 |
SIMフリースマホが使えるおすすめの格安SIM会社として、IIJmioも挙げられます。
- ドコモとauのネットワークから選べる柔軟性
- 特別オファーとして、スマートフォンの購入価格が非常に低く設定されている
- IIJmioの固定回線サービスと組み合わせることで、追加の割引が適用される
IIJmioは、ユーザーが自身の好みや必要に応じて、ドコモまたはauのネットワークを選択できます。
さらに、新たにIIJmioのサービスへ乗り換える際に、スマートフォンを極めて低価格で購入できる特典も魅力的です。
また、IIJmioひかりという自社の固定回線サービスとの組み合わせによるセット割引はよりコストを削減できます。
BIGLOBEモバイル
月額料金プラン | データ+通話:1,078円(1GB)~ データのみ:990円(3GB)/月~ |
---|---|
通話料金 | 3分かけ放題・通話パック60:660円/月 10分かけ放題・通話パック90:770円/月 |
割引サービス | BIGLOBEを2回線目移行契約すると月額料金が220円割引 |
オプション | ・スマート留守電:319円/月 ・割込通話:220円/月 ・BIGLOBE SIM端末保証サービス:550円/月 ・BIGLOBE スマホバックアップ:550円/月 ・暮らしのあんしん相談:748円/月 ・セキュリティセットプレミアム:418円/月 ・インターネットサギウォール:330円/月 ・迷惑メールフォルダオプション:165円/月 ・iフィルター for Android:220円/月 ・パスワードマネージャー:165円/月 ・BIGLOBE お助けサポート:522円/月 ・BIGLOBE 訪問サポート:9,900円/月 ・エンタメフリーオプション:280円/月~ ・SMART USEN:539円/月~ |
通信回線 | ドコモ・au |
平均通信速度 | 下り:19.5Mbps 上り:8.2Mbps |
eSIM対応 | × |
支払い方法 | クレジットカード・口座振替 |
店舗数 | 883店舗 (全国のヨドバシカメラ・ビッグカメラで取り扱い) |
SIMフリースマホが使える格安SIM会社として、BIGLOBEモバイルもおすすめです。
- 複数のキャリアネットワークから選択可能な柔軟性
- YouTubeやSNSなどの利用時のデータ消費を抑える特別オプション
- 未使用データ量の翌月繰り越しによる経済性
BIGLOBEモバイルは、ユーザーが自身の通信環境や好みに合わせて、ドコモまたはauの信頼できるネットワークから選択できる柔軟性を提供します。
特に注目すべきは、エンターテイメントフリーオプションです。YouTubeやSNSなどのデータ集約型サービスを使用しても、データプランの消費を気にせずに済みます。
ahamo
月額料金プラン | 20GB:2,970円 100GB:4,950円 |
---|---|
通話料金 | 国内通話5分/回無料(超過後 22円/30秒) かけ放題オプション:1,100円 |
割引サービス | 無し |
オプション | かけ放題オプション:1,100円 |
通信回線 | ドコモ |
平均通信速度 | 下り:80.72Mbps 上り:10.34Mbps |
eSIM対応 | ○ |
支払い方法 | クレジットカード・口座振替 |
店舗数 | 店舗での手続きは不可 |
SIMフリースマホが使えるおすすめの格安SIM会社には、ahamoも挙げられます。
- ドコモの信頼できるネットワークを背景にした高速で安定した通信
- 5分以内の国内通話が追加料金なしで無制限に利用可能
- シンプルでわかりやすい単一プランによる透明性と利便性
ahamoはドコモによって提供される、高速で安定性に優れた通信サービスをリーズナブルな価格で享受できる格安SIMプランです。
ドコモの広範囲にわたるネットワークインフラを利用することで、どこにいても快適に利用可能です。
特に5分以内の通話が無料で無限に利用でき、追加のオプション加入なしに、日常的な短時間の通話サービスを利用できます。
povo
料金プラン | 基本料金:0円 データ追加トッピング 1GB(7日間):390円/回 3GB(30日間):990円/回 20GB(30日間):2,700円/回 60GB(30日間):6,490円/回 |
---|---|
通話料金 | 5分通話かけ放題:550円/月 通話かけ放題:1,650円/月 |
割引サービス | ・指定の店舗でauPAYを利用または買い物で最大3GBのデータプレゼント |
オプション | ・DAZN使い放題パック(7日間):925円/回 ・smash使い放題パック(24時間):220円/回 |
通信回線 | au |
平均通信速度 | 下り:85.1Mbps 上り:14.9Mbps |
eSIM対応 | 〇 |
支払い方法 | クレジットカード |
店舗数 | オンラインのみ |
SIMフリースマホが使えるおすすめの格安SIM会社の最後は、povoです。
- ユーザーのニーズに応じてデータ容量を選択できるカスタマイズ可能なプラン
- 月額基本料金は無料で、使用するサービスのみで料金が発生
- 通話オプションのみの利用も選べる柔軟性
povoはauのネットワークを利用した新しいタイプの格安SIMプランで、ユーザーが自由にデータ容量やサービスを選択できることが特徴です。
最大のメリットは、基本料金が0円であることです。ユーザーは自分が本当に必要とするサービスのみに料金を支払うことになります。
SIMフリーのおすすめ格安スマホ4選
SIMフリーのおすすめ格安スマホを4つ紹介します。
- iPhone 12
- iPhone SE(第2世代)
- Galaxy A21
- OPPO Reno 5A
詳しく解説します
iPhone 12
SIMフリーのおすすめ格安スマホの1つ目は、iPhone 12です。
- 多様な利用ニーズに応える
- 5G通信対応で未来の通信速度を実現
- 高解像度カメラでプロ並みの写真撮影が可能
iPhone 12は、5G通信への対応により、高速なインターネット接続を利用することが可能です。
また、iPhone 12には複数のモデルが存在し、「iPhone 12 mini」はコンパクトさを重視するユーザーに、「iPhone 12 Pro」はより高度なカメラ機能や大きな画面を求めるユーザーに適しています。
すでにiPhone 12を持っている場合は、各社格安SIMを利用できます。利用したい格安SIM会社でiPhone 12が使えるかどうかは、各格安SIM公式サイトでご確認ください。
端末も購入したい場合、iPhone 12を提供している格安SIM会社は以下の通りです。
- ワイモバイル
- IIJmio
- UQモバイル
- mineo
iPhone SE(第2世代)
SIMフリーのおすすめ格安スマホには、iPhone SE(第2世代)も挙げられます。
- 豊富な格安SIMの取り扱い
- 手頃な価格で高性能を享受
- コンパクトサイズで使い勝手が良い
iPhone SE(第2世代)は、手頃な価格帯と高い性能で、多くのユーザーから高い評価を受けています。
特に、A13 Bionicチップの搭載により、日常の使用はもちろんのこと、ゲームもスムーズに動作します。
すでにiPhone SE(第2世代)を持っている場合は、各社格安SIMを利用できます。利用したい格安SIM会社でiPhone SEが使えるかどうかは、各格安SIM公式サイトでご確認ください。
端末も購入したい場合、iPhone SE(第2世代)を提供している格安SIM会社は以下の通りです。
- IIJmio
Galaxy A21
SIMフリーのおすすめ格安スマホとして、Galaxy A21も挙げられます。
- シンプルなインターフェース
- 長時間使用を支える大容量バッテリー
- 初心者から上級者まで幅広い層に適したデザインと機能性
Galaxy A21は、5.8インチの大画面によって、動画視聴やウェブブラウジングにおいて快適な操作が可能です。
バッテリーの持ちが良いことも、Galaxy A21の大きな魅力の1つで、一度の充電で長時間の使用が可能なため、外出時でも安心して使い続けられます。
すでにGalaxy A21を持っている場合は、各社格安SIMを利用できます。利用したい格安SIM会社でGalaxy A21が使えるかどうかは、各格安SIM公式サイトでご確認ください。
端末も購入したい場合、Galaxy A21を提供している格安SIM会社はありませんので、メーカーやショップで購入する必要があります。
OPPO Reno 5A
SIMフリーのおすすめ格安スマホの最後は、OPPO Reno 5Aです。
- 複数のシーンで活躍する多機能カメラ搭載
- 高性能CPUによる快適な操作性
- 長時間使用を可能にする大容量バッテリー
OPPO Reno 5Aは、特に写真撮影を楽しみたい方に最適なスマートフォンです。バッテリーは4,000mAhの大容量を誇り、一日中使用しても大丈夫です。
さらに、急速充電に対応しているため、バッテリーが切れても短時間で素早く充電できます。
すでにOPPO Reno 5Aを持っている場合は、各社格安SIMを利用できます。利用したい格安SIM会社でOPPO Reno 5Aが使えるかどうかは、各格安SIM公式サイトでご確認ください。
端末も購入したい場合、OPPO Reno 5Aを提供している格安SIM会社はありませんので、メーカーやショップで購入する必要があります。
SIMフリースマホとは?なぜ格安か解説
SIMフリースマホとは、特定の携帯電話キャリアに縛られずに使用できる端末を指し、ユーザーは自分にあった通信会社を選択できます。
キャリアに縛られずに使用できる理由は、通信事業者によるSIMロックが適用されていないためです。
以下の項目に分けて、さらに詳しく解説します。
- スマホの通信事業者はMNOとMVNOの2種類
- MVNOは安い通信料金でサービスを提供できる
スマホの通信事業者はMNOとMVNOの2種類
まずスマホの通信事業者はMNOとMVNOの2種類の違いを知ることが重要です。MNOは、自ら通信インフラを保有し、直接サービスを顧客に提供する事業者であり、NTTドコモ、ソフトバンク、KDDIが代表的な会社です。
対して、MVNOは既存のMNOのネットワークを利用して、独自のブランドでサービスを提供する事業者で、IIJmio、mineoなどが例として挙げられます。
MVNOは安い通信料金でサービスを提供できる
SIMフリースマホが格安な理由は、MVNOは安い通信料金でサービスを提供できるからです。
MVNOは直接通信インフラを所有せず、大手MNOの既存のネットワークを使用しています。
MVNOは、メンテナンスやインフラの構築にかかる高額なコストを負担する必要がなく、また、実店舗を持たないか、あるいは非常に限られた数の店舗のみを運営しているため、運営コストを大幅に削減できます。
さらに、通信速度やデータ使用量に制限を設けることで、サービス提供のコストを抑えています。
SIMフリーの格安スマホを利用するメリット
SIMフリーの格安スマホを利用するメリットには、以下の点が挙げられます。
- 3大キャリアより月額料金が安い
- 契約期間の縛りなしで利用できる
- 自分に合うプランを選択できる
- 乗り換え特典を受けられる場合がある
詳しく解説します。
メリット①3大キャリアより月額料金が安い
SIMフリーの格安スマホを利用するメリットの1つ目は、3大キャリアより月額料金が安いことです。
格安スマホを提供する事業者は、既存の大手キャリアのネットワークを利用することでコストを削減しています。
一般的にデータ使用量に上限がないサービスを選択した場合、一般的な大手キャリアでは月額5,000円から7,000円が必要です。
しかし、格安SIMサービスでは、3,000円台で同等のプランが利用可能です。
メリット②契約期間の縛りなしで利用できる
SIMフリーの格安スマホを利用するメリットには、契約期間の縛りなしで利用できることが挙げられます。
従来の携帯電話サービスでは、長期間の契約が普通であり、期間内に解約や変更を行うと高額な費用が発生することが一般的でした。
しかし、格安スマホ市場の拡大とともに、多くのプロバイダーが長期契約を必要としないサービスモデルを採用しています。
ユーザーはサービスが自身のニーズに合わない場合やより良い条件のプランが見つかった場合に、追加費用なしで容易にサービス事業者を変更することが可能です。
メリット③自分に合うプランを選択できる
SIMフリーの格安スマホを利用するメリットには、自分に合うプランを選択できることも挙げられます。
大手キャリアの料金プランは多くの追加サービスを含み、ユーザーが実際には必要としていない機能のために余分な費用を支払うことになることがあります。
対して、格安スマホでは、ユーザーは自分の使用パターンに合わせてデータプランを調整でき、不必要なサービスを無くすことでコストを抑えることが可能です。
メリット➃乗り換え特典を受けられる場合がある
SIMフリーの格安スマホを利用するメリットの最後は、乗り換え特典を受けられる場合があることです。
キャッシュバックや月額料金の割引、さらには端末購入時の特別割引などが含まれる場合が多く、適切なタイミングで乗り換えを行うことで、大きな節約効果を得ることが可能です。
最新のキャンペーン情報を定期的にチェックし、自分のニーズに最も合う特典を見極めるようにしましょう。
SIMフリーの格安スマホを利用するデメリット
SIMフリーの格安スマホを利用するデメリットには、以下の点が挙げられます。
- 通話の品質は3大キャリアに劣る
- 店舗サポートを受けられない
- 初期設定を自力でおこなう必要がある
- キャリアメールが使えない
詳しく解説します。
デメリット①通話の品質は3大キャリアに劣る
SIMフリーの格安スマホを利用するデメリットの1つ目は、通話の品質が3大キャリアに劣ることです。
格安SIMの通話品質は、大手キャリアと同じですが、かけ放題オプションが基本プランに含まれる大手キャリアよりもコストがかさむ傾向にあります。
そのため、通話アプリなどの代替手段を利用することが多くなりますが、通話品質が下がることが一般的です。
通話アプリには、「プレフィックス」と「IP電話」の二種類が主に利用されています。中でもIP電話はデータ通信を介して行われるため、接続が不安定になる可能性が高いです。
プレフィックスとは・・・
電話をかける際に特定の番号を通話先の電話番号の前に付け加えることで、通常の通話料金よりも低い料金で通話できるサービス
デメリット②店舗サポートを受けられない
SIMフリーの格安スマホを利用するデメリットには、店舗サポートを受けられないことも挙げられます。
格安スマホを取り扱う事業者は、加入手続きやトラブル対応をオンラインで行う必要があり、直接的な対面サポートを期待する人には不向きです。
中には電話によるサポートサービスを提供している場合もあるので、利用前に確認するようにしましょう。
また、大手キャリアだと端末が故障した際にはどのメーカーのものでもサポートしてもらえます。
しかし、格安スマホの場合は故障などのトラブルの際、メーカーに直接問い合わせる必要があります。
デメリット③初期設定を自力でおこなう必要がある
SIMフリーの格安スマホを利用するデメリットとして、初期設定を自力でおこなう必要があることも挙げられます。
初期設定は端末や契約内容によって設定方法が異なるため、購入前やサービス加入前に必要な情報を収集しておくことが重要です。
どの端末でもしなければならないのはAPN設定です。もしAPN設定がなされていない場合、デバイスはインターネットへのアクセスができません。
APN設定は一般的に以下のような手順で設定できます。
- 設定を開く
- 「ネットワークとインターネット」を選択
- 「モバイルネットワーク」を選択
- Wi-Fiがオフであることを確認し、アクセスポイント名を開く
- 「新しいAPN」を選択
- 必要なAPN情報を入力
- 保存を選択して設定を完了
デメリット➃キャリアメールが使えない
SIMフリーの格安スマホを利用するデメリットの最後は、キャリアメールが使えないことです。
ドコモ、au、ソフトバンクのような主要キャリアのメールサービスは格安SIMに乗り換えると利用できません。
メールを利用するユーザーは、Gmailなどのフリーメールサービスに移行する準備が必要です。
SIMフリーの格安スマホを選ぶポイント
SIMフリーの格安スマホを選ぶポイントは以下の通りです。
- 端末の価格
- 性能やスペック
- ストレージ容量
詳しく解説します。
端末の価格
SIMフリーの格安スマホを選ぶポイントの1つ目は、端末の価格です。高性能ながらも価格の高いハイエンドモデルから、より安価なエントリーモデルまで、幅広い選択肢の中から選べます。
価格を重視する場合、新品ではなく中古端末の購入を検討することも一つの選択肢となります。
同じ品質のスマートフォンをより低価格で入手できる場合があるので、おすすめです。しかし、スマホ内部の水没やバッテリーの劣化など、見た目だけでは判断できないポイントもあります。
性能やスペック
SIMフリーの格安スマホを選ぶポイントには、性能やスペックも挙げられます。自身の使用パターンに合わせた機能の選択が必要になります。
例えば、写真の綺麗さを重視したいなら高品質なカメラを、ゲームのしやすさを重視したいなら高性能なグラフィック処理能力を備えたモデルが望ましいでしょう。
他にもCPUの速度や画面の大きさなどを踏まえて、自身のニーズを明確にしておくことが重要です。
ストレージ容量
SIMフリーの格安スマホを選ぶポイントとして、ストレージ容量も挙げられます。ストレージはアプリケーションのインストール、写真や動画などのメディアファイルの保存に不可欠です。
容量が不足するとデバイスの性能が低下する可能性があります。クラウドサービスの利用が一般的になり、オンラインでのデータ保存が容易になっていますが、オフラインでのアクセスが必要な場合は、十分な内部ストレージが必要です。
当サイト「わかる格安SIM」が総力を挙げて全27社の格安SIMを徹底比較し、おすすめを紹介しています。
あなたが選ぶべき格安SIMはどれなのかが分かりますので、迷った時の参考にしてみてください。