WiFi速度が遅い場合はどうすれば良いの?
WiFi速度について、「速さの基準がよくわからない」「どれだけの数値だと快適なのか知りたい」といった疑問を持つ方は多いと思います。
そこで、この記事ではWiFi速度の目安や計測の仕方、遅い場合の対処方法等を解説します。
- WiFi速度の基準目安
- WiFi速度の基礎知識
- WiFi速度の確認方法
- WiFi速度を上げるためのルーター選びのポイント
- WiFiの通信速度が遅い原因
- WiFi速度が遅くなった場合の改善・対処法

サービス名 | WiFi革命セット ※万が一電波が悪くとも端末到着から16日以内ならキャンセルOK |
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実質月額料金 | 3,667円(端末2台でこの安さ!無制限で最安) |
契約期間 | なし |
月間データ通信容量 | モバイルルーター:月間100GB ホームルーター:無制限 |
平均通信速度 | ONE MOBILE(モバイルルーター):23.19Mbps モバレコAir(ホームルーター):61.58Mbps |
WiFi革命は、「ポケット型WiFi」に加えて「ホームルーター」も無料で付いてくるサービスです。当サイトでも実際に利用し、イチオシできるポイントを以下にまとめました。
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自宅Wi-Fi速度目安はどれくらい?
WiFi速度の基準目安について、次の項目ごとに解説します。なお目安にする速度はデータの受信に必要な下り速度とします。
- すべての通信を快適にするなら平均100Mbps以上
- 大容量データ通信をしないなら30Mbps
- 目的別の快適なWiFi速度の目安
以下で詳しく説明します。
オンラインゲームなど含めすべての通信を快適にするなら平均100Mbps以上
WiFi速度の基準は、オンラインゲームなど含めすべての通信を快適にするなら平均100Mbps以上が推奨されます。
オンラインゲームは多くのデータのやりとりを、リアルタイムで行うため、相応の反応速度が必要となります。
大容量データ通信をしないなら30Mbps
WiFi速度の基準は、大容量データ通信をしない場合は30Mbpsが目安とされます。Web検索であれば10Mbps、中~高画質の動画閲覧であれば30Mbps程度あれば快適にネットを利用できます。
目的別の快適なWiFi速度の目安
目的別の快適なWiFi速度の目安を次の項目ごとに解説します。
- メール・LINE
- WEBサイトの閲覧
- 動画の視聴
また、目的別の快適なWiFi速度の目安を次の表にまとめました。
目的・用途 | WiFi速度の目安 (下り速度) |
---|---|
メール・LINE | 128kbps~1Mbps |
WEBサイトの閲覧 | 1Mbps~10Mbps |
動画の視聴 | 5~20Mbps |
オンラインゲーム | 100Mbps以上 |
以下で詳しく解説します。
メール・LINE
メール・LINEのWiFi速度の目安は、128kbps~1Mbpsです。文章のみであれば、低速状態でも送ることが可能ですが、スタンプやファイル等を貼付する場合は1Mbps以上がおすすめです。
また、128kbpsはモバイルルーターサービス等でかけられる速度制限時の速度になります。
WEBサイトの閲覧
WEBサイトの閲覧のWiFi速度の目安は、1Mbps~10Mbpsです。テキストが主のWebサイトであれば1Mbps以上、画像が多いものであれば3Mbps以上がおすすめですが、より快適にさくさく閲覧したい時は10Mbps以上が推奨されます。
動画の視聴
動画の視聴のWiFi速度の目安は、5~20Mbpsです。標準動画であれば快適に視聴することが可能と言えます。
ただし、中・高画質の動画を観る場合は20Mbps以上がおすすめで、速度が速ければ速いほど、かくつき等がないスムーズな閲覧が可能になります。
以下動画の画質とWiFi速度の目安の詳細です。
動画の画質 | 推奨されるWiFi速度 |
---|---|
4K(高画質) | 20Mbps以上 |
HD1080p(高画質) | 5Mbps以上 |
HD720p(中画質) | 2.5Mbps以上 |
SD480p(標準画質) | 1.1Mbps以上 |
SD360p(低画質) | 0.7Mbps以上 |
より快適に高画質の動画を視聴したい時は、持続的に高速通信ができるWiFiを利用しましょう。
WiFi速度の基礎知識
WiFi速度の基礎知識について、次の項目ごとにまとめました。
- 速度単位は「bps」
- 「上り(アップロード)」より「下り(ダウンロード)」の速度が重要
以下で詳しく解説します。
速度単位は「bps」
WiFi速度の単位は「bps」で表記します。「bps」とは「bit per second」の略称で1秒間に送受信されるデータ量(bit表記)を意味しています。
数値が高いほど1秒間でやりとりできるデータ量が多いので、WiFi速度が速いと認識しましょう。
単位の換算 | |
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1kbps | 1000bps |
1mbps | 1000kbps |
1Gbps | 1000mbps |
「上り(アップロード)」より「下り(ダウンロード)」の速度が重要
WiFi速度は、「上り(アップロード)」より「下り(ダウンロード)」の速度を重視しましょう。
そもそもWiFi速度は二つに分類されます。
- 上り速度:データのアップロードにかかる速度
- 下り速度:データのダウンロードにかかる速度
そしてこの2つの速度は具体的に以下のような場合に関係します。
具体的なケース | |
---|---|
上り速度 | ・メールやSNS等のメッセージの送信 ・動画や画像等のアップロード ・オンラインゲームでのデータの送信 |
下り速度 | ・メールやSNS等のメッセージの受信 ・動画や画像等の閲覧やアップロード ・ウェブサイトの閲覧 ・オンラインゲームでのデータの受信 |
インターネットを利用する際は、特に下り速度に該当する場合が多いので、WiFi速度を確認する際は下り速度を重視しましょう。
WiFi速度を確認・調べる方法
WiFi速度を確認・調べる方法について次の項目ごとに解説します。
- テストで自宅のWiFiを速度チェックしたい場合は無料測定アプリやサイトで計測可能
- 速度診断におすすめのサイト
以下で詳しく説明します。
スピードテストで自宅のWiFiを速度チェックしたい場合は無料測定アプリやサイトで計測可能
スピードテストで自宅のWiFiを速度チェックしたい場合は無料測定アプリやサイトで計測可能です。
Web上で検索すると、アクセスするまたは、ボタンを押すだけでWiFi速度を計測できるサイトが複数あります。
これは端末とサーバー間のインターネット接続速度を測定するもので、特別な道具や準備がなくてもネット環境が揃っていれば可能です。
速度診断におすすめのサイト
WIFi速度診断におすすめのサイトは次の通りです。
また各サイトの特徴は次の通りです。
特徴 | |
---|---|
みんなのネット回線速度(みんそく) | ・各回線の平均通信速度を比較できる ・地域での比較も可能 |
BNRスピードテスト | ・2000年代から稼働している老舗サイト |
SPEEDTEST | ・最もスピードが出るサーバーを自動選択する |
Fast.com | ・アクセスだけで速度が測定できる |
どのサイトもほぼ正確に現在の通信速度を計測することが可能です。ただし、速度測定は端末の状態に依存するので、利用するPCは高速通信に対応するできるだけ新しいもので計測するとより正しいデータを知ることができます。
WiFi速度別のインターネット回線の選び方|ポケット型WiFiや光回線など
WiFi速度を踏まえてインターネット回線を選ぶ際は、以下のポイントを押さえましょう。
- 回線の種類と通信速度
- 生活スタイルや利用機会
そもそもインターネット回線には複数種類があり、通信速度や用途が異なります。
※表は左右にスクロールできます
インターネット回線の種類 | 最大通信速度 (下り速度) |
特徴 | ||
---|---|---|---|---|
工事 | 携帯性 | 通信の安定性 | ||
光回線 | 1~2Gbps | 要 | × | ◎ |
ケーブルTV回線 (ケーブルTV会社が提供) |
1Gbps | 要 | × | 〇 |
モバイル回線 (ホームルーター) |
1Gbps | 不要 | × | 〇~△ |
モバイル回線 (ポケット型WiFi) |
150mbps | 不要 | 〇 | △ |
インターネット回線にはさまざまな種類がありますが、速度や安定性を重視する場合は、直接回線を引き込んで利用する、光回線やケーブルTV回線がおすすめです。
工事に時間や手間をかけたくない場合は、契約後すぐに利用できるホームルーターやポケット型WiFiなどのモバイル回線にメリットがあります。
対応速度や安定性に不安があるものの、外出先でもネットを利用したい時は、ポケット型WiFiの契約もおすすめと言えます。
このように生活スタイルやネットの利用状況も踏まえて回線を契約しましょう。
WiFi速度を上げるためのルーター選びのポイント
WiFi速度を上げるためのルーター選びのポイントは次の通りです。
- 高めの理論値が出るルーターを選ぶ
- IPv6 IPoEサービス対応のルーターを選ぶ
以下で詳しく解説します。
高めの理論値が出るルーターを選ぶ
WiFi速度を上げるルーター選びのポイントの1つ目は、高めの理論値が出るルーターを選ぶことです。
ルーターが古く、対応速度の理論値(最大通信速度)も低いと、光回線の速度が速くても通信効率が下がるリスクがあります。
できるだけ新しく理論値の数値も高いルーターを使うことで、光回線の速度を最大限に生かすことができるのでおすすめです。
IPv6 IPoEサービス対応のルーターを選ぶ
WiFi速度を上げるルーター選びのポイントとして、IPv6 IPoEサービス対応のルーターを選ぶことも挙げられます。
そもそも通信方式は次の二つに分けられます。
- IPv4(PPPoE)通信方式:従来の通信方式
- IPv6 (IPoE)通信方式:最新の通信方式でより速いネット接続が可能
必ずしも全ての光回線がIPv6 (IPoE)サービスを提供しているわけではないですが、対応している場合は利用することでよりスムーズで混雑のない通信を行うことができます。
WiFiの通信速度が遅い原因
WiFiの通信速度が遅い原因として次の項目が挙げられます。
- ルーターとの距離が遠い・障害物に遮断されている
- ルーターの設置高さが足りていない
- ルーターを窓際に設置している
- 接続端末が多すぎる
- 電波干渉している
- ファイアウォール設定が関係している
- ルーター不具合の可能性
- ルーターがIPv6ではない
- 速度制限にかかっている
以下で詳しく解説します。
ルーターとの距離が遠い・障害物に遮断されている
WiFiの通信速度が遅い原因の1つ目は、ルーターとの距離が遠い・障害物に遮断されている点です。
ルーターと接続端末の距離が空きすぎる、または壁や障害物などで遮断されると、WiFiの電波が届きにくくなり、速度しやすくなります。
ルーターの設置高さが足りていない
WiFiの通信速度が遅い原因として、ルーターの設置高さが足りていない点も挙げられます。
ルーターを床などの低い場所に置くと、WiFiの電波が届きにくくなり速度低下の一因となりやすいです。
適切な位置として床から1~2mの高さの場所に置くことを推奨します。どうしても高さが不十分な場合は外部アンテナが付属しているルーターを利用するのがおすすめです。
ルーターを窓際に設置している
WiFiの通信速度が遅い原因の3つ目は、ルーターを窓際に設置している点です。窓際にルーターを置くとWiFiの電波が外に逃げてしまい、ルーターで接続可能な範囲が減ってしまいます。
また、直射日光が当たるのも危険です。ルーターに限らずさまざまな通信機器は日光の熱によって熱暴走や劣化が起きる可能性が高くなるので、窓際は避け温度が一定に保たれる場所に置きましょう。
接続端末が多すぎる
WiFiの通信速度が遅い原因には、接続端末が多すぎる点もあります。ルーターには同時接続台数があり、それを超えると接続が不安定になるため、速度低下に繋がりやすくなります。
ルーターによって同時接続台数は異なりますが、平均として10~15台程度が限度なので、一度に大量の接続のないように調節しましょう。
電波干渉している
WiFiの通信速度が遅い原因の5つ目は、電波干渉している点です。そもそもWiFiの電波には2つの周波数帯があります。
- 2.4GHz
- 5GHz
そしてこの2つには以下のような特徴があります。
WiFiの周波数帯 | メリット | デメリット |
---|---|---|
2.4GHz | ・遠くまで電波が飛ぶ ・壁や障害物に強い |
・家電やIHヒーターやBluetoothと同じ周波数のため電波干渉を受けやすい |
5GHz | ・WiFi専用の周波数のため電波干渉を受けにくい | ・壁や障害物に弱い |
ルーターを2.4GHzで利用している場合は、家電等の電波干渉を受けやすく、速度の低下や通信の切断等の不具合が起きる可能性が高まります。
ファイアウォール設定が関係している
WiFiの通信速度が遅い原因として、ファイアウォール設定が関係している点も挙げられます。
ファイアウォールとは、PCなどの端末やルーターに設定されるセキュリティ機能の1つで、外部の不正なアクセスを遮断する役割があります。
ルーターを不審な端末と認識した場合は、接続不可となりインターネットの利用ができなくなるケースもあるので注意しましょう。
ルーター不具合の可能性
WiFiの通信速度が遅い原因の7つ目は、ルーター不具合の可能性がある点です。ルーターに不具合があると、接続不良が起きたり、適切に電波がが届かなくなったりします。
一度電源を落とし、接続設定をし直すことで改善される場合もあるので、不具合が考えられる場合はリセットし再設定しましょう。
また、LANケーブルが正しく接続されていない場合にも同様のトラブルが起きる場合があるので、必ずケーブル周りの確認もしましょう。
何度ルーターの電源を入れても動作しない、不具合が連発するといった場合はルーターの故障の可能性もあるので、修理や買い替えを検討するのがおすすめです。
ルーターがIPv6ではない
WiFiの通信速度が遅い原因には、ルーターの接続方式がIPv6ではない点もあります。従来の接続方式のIPv4でも快適な接続は可能ですが、大勢の利用者がいる時間帯では混雑する可能性も高くなります。
ルーターの設定がIPv4の方式のままだと通信が遅くなるケースもあるので、ルーターと回線が対応している場合はIPv6通信に切り替えましょう。
速度制限にかかっている
WiFiの通信速度が遅い原因の9つ目は、速度制限にかかっている点です。光回線の混雑や、ポケット型WiFiのデータ使用量の超過など、さまざまな原因で速度が制限されるケースもあります。
速度制限の場合は機器の性能が良くても、速度低下は避けられないので、速度制限が解除されるのを待ってからインターネットを利用するのがおすすめです。
WiFi速度が遅くなった場合の改善・対処法
WiFi速度が遅くなった場合の改善・対処法として次の方法が挙げられます。
- ルーターの位置を移動する
- ルータースペックに応じて買い替える
- IPv6を利用する
- ルーターとの距離が遠い場合はメッシュWiFi・中継機を利用する
以下で詳しく解説します。
ルーターの位置を移動する
WiFi速度が遅くなった場合の対処法の1つ目は、ルーターの位置を移動する方法です。ルーターを正しい位置に設置しないと電波が届きにくくなり、通信の遅延の原因にもなります。
ルーターの設置場所・方法は以下の点に気を付けましょう。
- 床から1~2m程度の高さに置く
- 部屋の隅に置く場合は壁から離して置く
- 電子レンジ等の家電の近くに置かない
- 遮蔽物や障害物の少ない場所に置く
- 窓際を避けて置く
- 外部アンテナ角度を調節する
壁や障害物等があると電波が遮断される可能性があるのでできるだけ離して置きましょう。
また、電波干渉を防ぐためにも電子レンジ等の家電の近くには設置しないのがベストです。
さらに、窓際は電波が外部に逃げる場合もある他、直射日光による機器の劣化などのリスクもあるため、窓際は避けて設置しましょう。
ルータースペックに応じて買い替える
WiFi速度が遅くなった場合の対処法として、ルータースペックに応じて買い替える方法もあげられます。
ルーターが旧式のもので最新の通信規格に対応していない場合は、高速通信に対応できず遅延や不具合が発生するリスクがあります。
IPv6を利用する
WiFi速度が遅くなった場合の対処法の3つ目は、IPv6を利用する方法です。IPv6は最新の通信方式で、従来の通信方式であるIPv4と比べて、より混雑しにくくスムーズにネットが利用できます。
すべての光回線で対応しているものではありませんが、IPv6の利用が可能であれば積極的に使うことをおすすめします。
ルーターとの距離が遠い場合はメッシュWiFi・中継機を利用する
WiFi速度が遅くなった場合の対処法には、メッシュWiFi・中継機を利用する方法もあります。
ルーターと接続端末との距離が遠いと電波が届きにくくなり、速度の低下や通信の切断などの不具合が起こりやすいです。
ルーターの位置を改善することも方法の1つですが、どうしてもできない場合は、電波の届きにくい場所にメッシュWiFi・中継機を置くことで、繋がりやすくなり速さも安定します。
WiFiの速度に関するよくある質問
WiFiの速度に関するよくある質問をまとめました。
WiFiの速度を上げるにはアルミホイルを使うといいの?
WiFiの速度はアルミホイルを用いても上がりません。アルミ等の金属は電波を反射する役割を持っていますが、市販のアルミホイルで単純に電波の強度を上げる効果は薄いと言えます。
ルーターをアルミホイルで包んだり、遮蔽したりするとかえって端末に電波が届きにくくなるのでやめましょう。
また、電波が強ければ速度が著しく速くなるといったこともありません。
WiFiのリンク速度とは?
WiFiのリンク速度とは、WiFiルーターと端末間の通信速度を指します。回線速度やプロバイダやサーバー状況等に影響しないものですが、ネットを利用する上では重要な速度と言えます。
WiFiのリンク速度は「bps」で表記され、快適に使える速度は次の通りです。
WiFiのリンク速度の目安 | |
---|---|
メールやSNS等の送受信 | 1~10Mbps |
Webサイトの閲覧 | 10Mbps以上 |
動画の閲覧 | 10~30mbps以上 |
オンラインゲーム | 100mbps以上 |
ルーターや端末の機種が古い場合や、故障等の不具合が生じている場合は、WiFiのリンク速度が著しく落ちる可能性が高いので、できるだけ新しい機器を使いましょう。
また、端末等のフリーズによって一時的にWiFiのリンク速度が落ちるケースもあります。
その場合は、一度端末の電源を切って再起動することで不具合がなおる時もあるので試してみましょう。