アイリスオーヤマ株式会社(以下 アイリスオーヤマ)は、「LiCONEXパートナー制度」を2021年7月26日より開始したと発表した。「LiCONEXパートナー制度」とは、提携企業と共同で、無線制御システム「LiCONEX(ライコネックス)」を活用したIoTサービスの開発を行う制度のことである。
LiCONEX導入の利点とは
「LiCONEX」は、アイリスオーヤマが照明制御事業に本格参入する際に、独自開発した通信プロトコル採用の無線制御システムのことである。様々なセンサーや設備機器間でデジタル情報の双方向通信ができ、複数デバイスとの連携も可能。
アイリスオーヤマは、今回発表した「LiCONEXパートナー制度」により、提携企業との連携を強化していく考えである。
「LiCONEX」導入の特徴やメリットは下記の3点である。
- 大がかりな工事が不要で初期投資を抑えられる
- タブレットやスマートフォンから個別の制御が可能
- 「メッシュリンクプロトコル」による高い安定性と高速通信を実現
「LiCONEXパートナー制度」今後の展望
アイリスオーヤマは「LiCONEXパートナー制度」により、提携企業が提供するサービスと「LiCONEX」を融合させることで、様々なIoTソリューション・サービスを開発していく予定だ。LiCONEXシステムの構成図と活用例は下図の通りである。
サービス名 | 概要 |
温湿度測定サービス |
|
HACCP対応 冷ケース温度測定サービス |
|
人数カウントサービス |
|
位置情報サービス |
|
この中でも、位置情報サービスを活用したのが「LiCONEX働き方改革支援」である。これは、フィールドワーカー向け業務効率化アプリ「cyzen(サイゼン)」が提供しているレッドフォックス株式会社と、アイリスオーヤマが共同開発した新サービスで、2021年7月28日に提供を開始している。このサービスは、オフィスや店舗、工場で三密を回避し、コロナ下でも従業員が安心して働けるよう環境整備をするために活用される。オフィスや工場、商業施設などを対象に、2022年12月までに導入社数100社を目指すとのことだ。
アイリスオーヤマは「LiCONEXパートナー制度」により、様々な企業と協力し、新しいIoTソリューション・サービスの開発を通して今後も社会課題の解決に貢献してくということだ。
出典:PR TIMES