auひかりの工事内容ってどういう流れで進むの?
auひかりを導入するにあたって開通工事が必要になってきますが、工事内容や注意点について気になる人もいるかと思います。
そこで、この記事ではauひかりの回線工事から開通までの流れや、工事内容について解説していきます。
申し込みから開通までの詳しい流れや、工事に関するよくあるQ&Aについても解説しています。auひかり導入時の参考にしてください。
- auひかりの回線工事から開通までの流れ
- auひかりの工事内容(マンション・ホーム)
- auひかりの工事に関する注意点
auひかりについてさらに詳しく知りたい場合は以下をご覧ください。
→auひかりの評判【口コミから分かるデメリットと注意点】
auひかりの回線工事から開通までの流れ!工事が遅い場合はある?
auひかりの回線工事から、開通までの流れは下記のとおりです。
- Webからauひかりに申し込み
- 電話やWebから工事日の調整
- 通信機器が届く
- 開通工事
次で開通までの期間と、各流れの詳細について解説していきます。
申し込みから開通までの期間・日数(引越しシーズンは混みやすい)
auひかりを申し込んで、工事から開通するまでの期間は下記のとおりです。
開通するまでの期間 | |
---|---|
ホーム(戸建て) | 1〜2ヶ月 |
マンション | 2週間 |
ただしこの期間は目安です。特に混み合いやすい時期とされている引っ越しシーズンの3〜4月は、開通するまでの期間が伸びやすいので注意しましょう。
いずれにしても使いたいと思ったらすぐに使えるものではありません。早めの申し込みを検討しましょう。
auひかり工事の流れ①Webからauひかりに申し込み
auひかりの工事から開通までの流れとして、まずはWebから申し込みをします。ですが、その前に今住んでいる地域が、auひかりの提供エリア内かどうかを調べておきましょう。
こちらの記事から簡単に調べられます。
提供エリア内と確認ができたら、Webから必要事項を入力し申し込みをしましょう。
申し込みは名前や住所、連絡先、支払い方法など表示箇所を埋めていけばいいだけなので簡単です。
auひかり工事の流れ②電話やWebから工事日の調整
auひかりのWeb申し込みが完了すると、後日開通工事日の調整のための連絡が入ります。
連絡は申し込みから約1週間程度で、手段も電話あるいはWeb申し込み後の郵送物に記載されたホームページから、工事日を決めるということもあります。
プロバイダから申し込んだ場合はホームページに流れが記載してあります。どういった形で、連絡が来ることになっているのか事前に確認しておきましょう。
auひかり工事の流れ③通信機器が届く
auひかりの工事日の予約が済むと、自宅に通信機器が届きます。工事日決定から2週間、もしくは工事日の2〜3日前に自宅に送られてきます。
届く通信機器は「ONU」と「ホームゲートウェイ」ですが、細かい内訳は以下のとおりです。
※表は左右にスクロールできます
通信機器内訳 | ||||
---|---|---|---|---|
ONU | ONU本体 | 電源アダプタ | LANケーブル | |
ホームゲートウェイ | ホームゲートウェイ本体 | 電源アダプタ | 電源ケーブル | LANケーブル |
届いた時点ですぐに使うものではありませんが、中身の欠損がないか確認しておきましょう。
また、通信機器の置き場所もある程度考えておきましょう。場合によっては想定していた場所に置けないこともあるので、いくつか候補があると安心です。
auひかり工事の流れ④開通工事(所用時間は2時間程度)
auひかりの工事日当日になったら、業者が自宅に訪問して開通工事を行います。開通工事にかかる時間は目安で2時間程度です。
ただしあくまで目安なので、伸びる可能性もあります。工事日の予定はゆとりを持っておいたほうが安心です。
仮に予定よりも早めに終わったとしても、ONUとホームゲートウェイの設置は利用者で行うので、その時間にあててもいいでしょう。
開通工事に住民の立ち会いは必須です。立ち会いが得られなければ工事ができませんので、工事日はできるだけ他の予定を入れないようにしたほうが得策です。
auひかりのマンションタイプの工事内容
auひかりのマンションタイプの工事内容は配線方式の違いで、主に下記の2つがあります。
- VDSL方式
- 光回線方式
それぞれについて工事内容と立ち会いの有無の解説を次で行います。
VDSL配線方式の工事内容・立会い有無
auひかりの開通工事は、マンションタイプのタイプG、もしくはタイプVを利用する場合の配線方式は「VDSL」です。
VDSLとは・・・
建物共用スペースまでは光回線が使用されるが、共用スペースから各部屋までは電話回線を使って接続する方法。仕様上、下り最大「100Mbps」までしか通信速度を出すことができない。
出典:flets.com
VDSL方式の開通工事の場合、立ち会いは「不要」です。棟内共用スペースで配線工事を行いますが、これの立ち会いはしなくても大丈夫です。
工事内容を簡単にまとめると、下記のとおりになります。
- 電柱から棟内共用スペースに光回線を引き込む
- 棟内共用スペース内で配線の工事を行う
- 棟内共用スペースから各部屋まで電話回線を使ってつなげ、VDSL宅内装置を設置する
- VDSL宅内装置とルーターをつなげて開通する
手順③の「VDSL宅内装置」の設置を業者の人が行う場合もありますが、設置だけなので開通工事はありません。
VDSL宅内装置とは・・・
別名「VDSLモデム」といい、電話線のアナログ信号をデジタル信号に変換する変換器のこと。
VDSL方式は光回線ほど通信速度を出すことはできませんが、すでにある電話回線を利用するので新たに大きく工事をする必要がないのがメリットです。
auひかりの場合、VDSL宅内装置を使わずホームゲートウェイを直接モジュラージャックに接続します。
光配線方式の工事内容・立会い有無
auひかりの開通工事でマンションタイプの「マンションギガ」、「マンションミニギガ」を利用する場合は「光回線」となります。
出典:flets.com
光回線の場合、開通工事の立ち会いは「必要」です。これは各部屋まで引き込んだ光回線を、「回線終端装置(ONU)」まで接続する工事をするために宅内に入るからです。
工事内容はまとめると下表のとおりです。
- 電柱から棟内共用スペースに光回線を引き込む
- 棟内共用スペースから各部屋まで光回線を引き込む
- 各部屋まで引き込んだ光回線を、「回線終端装置」に接続する
- 回線終端装置とルーターをつなげて開通
auひかりの場合、ホームゲートウェイにルーター機能がついているので、新たにルーターを手配する必要はありません。
回線終端装置(ONU)とは・・・
光信号をパソコンで認識できるデジタル信号に変換する装置のこと
auひかりのホームタイプ(戸建て)の工事内容
auひかりのホームタイプ(戸建て)の工事内容は下表のとおりです。
出典:au.com
- 最寄りの電柱から、自宅壁面まで光ケーブルを引き込む
- 壁面に引留め用の金具を取り付けて、光ケーブルを固定する
※金具を固定するために、壁に穴を開ける必要がある - 引込み口(通気孔、エアコンダクト等)付近まで、壁面に光ケーブルを固定するための金物で数カ所固定して敷設する
※固定金物を取り付けるために、壁に穴をあける必要がある - 既設の引込み口(通気孔、エアコンダクト等)を利用して、自宅内に光ケーブルを引き込む
※引込み口がない場合は住民に説明の上、壁に穴を開け(10mm程度)引き込む - 引き込み口付近に設置した光コンセントに、回線終端装置を接続する
気をつけたいのが光ケーブルを宅内に通すための穴を開けなくても、光ケーブルを留めるための金具を固定するための穴は開くことです。
これについては避けられないので、景観などを気にする場合はあらかじめ業者の人に相談しましょう。
壁に穴を開けて光ケーブルを通す際、その穴には防水侵食対策を実施されるから処理も安心です。
auひかりの工事に関する注意点6つ
auひかりの工事に関して、事前に知っておきたい注意点が6つあります。
- 壁に穴を開ける場合もある
- 事前に管理会社や大家さんの許可を取っておく
- 立会い工事の場合は長めに予定を空けておく
- 工事完了後から違約金が発生する
- 利用者の都合で工事できなかった場合は費用が発生する可能性
- 戸建ての場合は解約時に高い撤去工事費がかかる
次でそれぞれ解説します。
注意点①壁に穴あけする場合もある
auひかりの回線工事では、光ケーブルを宅内に通すために壁に穴を開ける場合もあります。
通気口やエアコンのダクト等から光ケーブルを通せる場合は、そこを使います。しかし、何らかの都合でそれが上手くいかない等がある場合、新たに10mm程度の穴を開けて光ケーブルを通します。
業者の人から事前に説明があるはずなので、問題がなければ穴開けをお願いしましょう。
注意点②賃貸の場合は事前に管理会社や大家さんの許可を取っておく
auひかりの工事をする前に、賃貸物件に住んでいる場合であれば、管理会社や大家さんに連絡をしましょう。
なぜなら、後々トラブルになりかねないからです。賃貸で無連絡、無許可で開通工事をした場合、壁に穴を開けたことにより後で原状復帰を求められたり、損害賠償請求をされる可能性もあります。
事前の電話連絡1本で済むことなので、忘れずに確認しておきましょう。
注意点③立会いがないと工事ができない場合は長めに予定を空けておく
auひかりの開通工事で立ち会いが必要な場合は、予定にゆとりを持っておいたほうがいいです。
開通工事の時間は目安で2時間ですが、伸びる可能性があるからです。立ち会いがないと工事ができないので、後に予定を入れるにしても十分に時間の余裕をもたせておきましょう。
注意点④工事完了後から違約金が発生する
auひかりの違約金は開通工事完了後から発生します。違約金は下表のとおりです。
auひかりの違約金 | |
---|---|
ホーム(戸建て) | 4,730円 ※ずっとギガ得プランの場合 |
マンション | 2,290円 ※お得プランAの場合 |
また違約金とは別に、初期費用(工事費)、設備撤去費がかかります。開通工事前であればキャンセルができるので、検討した結果auひかりを辞めるのであれば、工事前に必ず連絡しましょう。
注意点⑤利用者の都合で工事できなかった場合は費用が発生する可能性
auひかりの回線工事を予約日に利用者の都合でできなかった場合、追加で費用が発生する可能性があります。
予約日にできなかった場合、別日に開通工事を依頼することになりますが、その際出張費などの費用を請求される場合もあります。
直近で予約を取り直せるとも限らないので、予約日に開通工事ができるようにしましょう。
回線の工事予定日は必ず分かるようにスケジュール管理しておくのがおすすめです
注意点⑥戸建ての場合は解約時に高い撤去工事費がかかる
auひかりの戸建てタイプの場合、解約時に回線の撤去工事が必要になります。その際31,680円の撤去工事費もかかります。
結構高い…
解約時に一括で請求されるけど、先々のことを考えたら毎月積み立てておいたほうが安心だね
マンションタイプは解約時の撤去工事費はありません。ただしマンションに住んでいても、ホームタイプを契約している場合は撤去工事が必要になります。
auひかりの工事に関するQ&A
auひかりの開通工事に関するQ&Aをまとめました。
- auひかりの工事は家の中に入る?
- auひかりの工事不要な場合はある?
- auひかりは工事前のキャンセルが可能?
- auひかりに申し込んだのに工事日の電話連絡がこない場合は?
- auひかりの工事に関する問い合わせ先電話番号は?
それぞれ次で答えを解説していきます。
auひかりの工事は家の中に入る?
auひかりの開通工事は家の中に入ります。ホーム(戸建て)タイプであれば、電柱から引き込んだ光ケーブルを宅内に引き込む際に、家の中に入って作業をします。
一部、マンションタイプでVDSL方式の場合、「VDSL宅内装置」を住民にて設置することがあります。
このとき、業者の人が自宅内に入ることはありません。
auひかりへの乗り換えで工事不要な場合はある?
auひかりの開通工事が不要な場合はあります。下記のようなケースが該当します。
- すでにauひかりの設備が導入済みで、宅内にも通信設備がある場合
- 賃貸などで、以前の住人がauひかりを利用していてそのまま設備が残っていた場合
いずれの場合もすでにauひかりの光ケーブルと、光コンセントがある状態なので、申し込みをして通信機器が届けば使える状態です。
auひかりは工事前のキャンセルが可能?
auひかりの開通工事は「工事前」であればキャンセルできます。申し込み後でも工事前であれば費用はかからないので、改めて検討した結果今回は見送るなどであれば、早めに連絡をしましょう。
auひかりに申し込んだのに工事日の電話連絡がこない場合は?
auひかりの申し込み後に工事日の連絡がくるのは通常1週間〜3週間程度とされています。もし、「数日前に申し込んだのにまだ連絡がこない」という場合はもう少し待ってみましょう。
3週間以上経っても連絡がない場合は、以下で紹介する窓口へ電話してみてください。
auひかりの工事に関する問い合わせ先電話番号は?
auひかりをご利用中または手続き中に問い合わせしたい場合の電話番号は、以下のとおりです。
0077-777(9:00~18:00)
工事日の連絡が3週間以上こない場合などは、上記窓口へ連絡してみてください。
auひかりについてさらに詳しく知りたい場合は以下をご覧ください。
→auひかりの評判【口コミから分かるデメリットと注意点】